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プレ・インターンシップイベント報告:「スナック雑談 × デジタル未来塾」

こんにちは、デジタル未来塾の清瀬です。

12月22日(日)、徳島市問屋町で「スナック雑談」と「デジタル未来塾」の共催イベントを開催しました。このイベントは、受講生が学んできたスキルを実践に活かしながら、地域の課題について対話を深める機会として企画しました。

今回のイベントでは、ウィズワークラボが主体となり、デジタル未来塾の受講生と、実際に業務をアウトソーシングしいる経営者の方々と対話し、実例を通じて学ぶ機会を提供しました。

雑談から始まる仕事と課題解決

私は2年前、雑談の活動を始めました。そして令和5年には、国土交通省の空き家対策事業をきっかけに「スナック雑談」という名前で活動を継続しています。この場では、普段出会えない人同士が対話を通じてつながり、新しい可能性が生まれる瞬間が何度もありました。

仕事は必ずしもオンの時間だけで発生するものではありません。むしろオフの時間こそ、困っている人とできる人が出会い、対話を通じて仕事が生まれるきっかけになります。このイベントを通じて、そうした「仕事が生まれる瞬間」を共有したいと考えました。

アーカイブについて

当日は寒さ(気温4度!)の影響もあり、3名の参加となりました。屋外の会場ということもあり、防寒対策が必要な状況でしたが、少人数ならではの深い対話ができたことが印象的でした。また、来られなかった方々にも当日の内容を共有できるよう、現在アーカイブを準備中です。イベントの雰囲気や講師のアドバイス、参加者の感想をnoteにまとめていますので、ぜひご覧ください。

イベント内容

実例紹介
小規模事業者の経理に関する相談やイベント企画の相談など、当日行われた雑談の具体的な内容を共有しました。こうした話題の中から、課題解決のアイデアが浮かび上がることが少なくありません。


日曜の朝市の喧騒の中で話を聞く受講者たち
大学支援機構のクラウドファンディングサイト

バックオフィス業務の事例(Hさん)
Hさんは、ある企業で発生する日常的なバックオフィス業務をアウトソーシングする事例について話しました。データ入力や問い合わせ対応などのルーチンワークを外部に委託することで、運営チームが重要な業務に集中できる環境を作り出しているそうです。

また、アウトソーシングに初めて取り組む際は、小さなタスクから始めることが成功の鍵だとアドバイスしました。「信頼を築くための一歩を踏み出すことが、アウトソーシングを活用する大きなきっかけになります」と述べました。

セレモニー関連業務の事例(Oさん)
Oさんは、日常的なテーマを専門的かつわかりやすく伝えるブログ執筆をアウトソーシングする事例を紹介しました。こうした取り組みを通じて、消費者目線に立ったコンテンツを提供し、事業の信頼感を高めることに成功しています。

参加者の質問とアドバイス

  • 質問1:「クラウドで仕事を受けるのが怖いです。何から始めればいいかわからないし、自信がありません。」
    アドバイス:「小さなタスクから始め、『自分ができること』をリスト化してください。スモールスタートで成功体験を積むことが自信に」

  • 質問2:「クラウドツールを使いこなす自信がありません。どうやって学べばよいですか?」
    アドバイス:「1つのツールに集中し、基本操作から始めましょう。オンライン教材やチュートリアルを活用し、分からないことがあれば相談することが大切。」

講師や参加者全員でざっくばらんな雑談会を行いました。不安や疑問に対する具体的なアドバイスだけでなく、参加者同士が励まし合い、未来の一歩を後押しする温かい時間となりました。


地域の課題を仕事にするきっかけは雑談でした

雑談は、一見すると何気ない日常の会話に思えますが、そこには可能性が詰まっています。困っている人が自分の状況を話し、それを聞いた誰かが「それなら私ができるかも」と応える。こうした小さなやり取りが、仕事の種を生み、課題解決の一歩となります。

特に、仕事を外に出すことで得られる効果は大きいです。新しい仲間や味方が増えるだけでなく、自分一人では気づけなかった視点や方法を手に入れることができます。これが、私が「仕事を外に出す」ことを勧める理由でもあります。

この2年間、雑談という形式を通じて人と人がつながり、新しい視点が生まれ、物事が動き出す瞬間を何度も見てきました。その場に集まる人たちが持つ多様なバックグラウンドが、課題を乗り越えるための力となり、個々の可能性を引き出します。雑談は、決してただの会話ではなく、地域の未来をつくるための重要な仕組みの一つなのです。

小さい業務改善とBPOを進める理由

小さな業務改善やBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を進める理由は、自分一人では気づけなかった視点や方法を手に入れることができるからです。これは経営者にとっても大きなアップデートの機会となります。

業務改善やBPOを通じて日常がアップデートされることで、社員の意識や行動が変わり、会社そのものが変化を遂げていきます。新しい方法や視点を取り入れることで、チーム全体の動きが良くなり、結果として企業の成長につながります。こうした取り組みは、単なる効率化ではなく、組織全体にポジティブな変化をもたらすプロセスなのです。

最後に

今回のイベントを通じて感じたのは、小さな業務改善やアウトソーシングが生み出す可能性の大きさです。雑談というシンプルな場から始まる対話が、課題を共有し、新しい視点や方法を生み出し、仕事に繋がっていく。そのプロセスこそが、地域やチーム、そして会社を変える力を持っていると改めて実感しました。

これからも「雑談」を通じて、地域の課題を拾い上げ、それを仕事や事業として形にする活動を続けていきます。そして、多くの方と出会い、対話を通じて新たな可能性を探っていきたいと思います。

文責:清瀬由香(NPO法人ウィズワーク・ラボ)

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