Unique Venue Tourism(Imperial & National)ユニーク ベニュー ツーリズム(インペリアル& ナショナル)
Unique Venue Tourism(Imperial & National)
以下の宮内庁のサイトにある各訪問先、赤坂、京都の迎賓館は、すべて訪問、視察したことがあります。昔は往復はがきで、申込してから、当選するか否か、不安に思いながら、返信ハガキを待っていたこともありましたが、今はネットで申し込みができるようになり、本当に便利になりました。
最近、皇室関連、国の保有物件等がインバウンドのユニーク ベニューとして、取り上げられる機会が増えてきましたが、そもそも、日本人として、各施設には一度は訪問しておきたいベニューばかりです。
どの施設も歴史と背景はもとより、一流のプロフェッショナルの会議、彫刻、陶芸、織物等、芸術の宝庫と言えます。
宮内庁のサイト(参観案内)
https://sankan.kunaicho.go.jp/index.html
東京
皇居 https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/koukyo.html
皇居乾通り一般公開も日程を確認の上、通り抜けすることが可能です。
https://www.kunaicho.go.jp/event/inuidori.html
皇居東御苑
https://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html
富士見多聞の公開、富士見櫓前の開放、江戸城天守復元模型の展示を実施
公開時間は、次のとおりです。
期間 公開時間
3月1日~4月14日 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
4月15日~8月末日 午前9時~午後6時(入園は午後5時30分まで)
9月1日~9月末日 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
10月1日~10月末日 午前9時~午後4時30分(入園は午後4時まで)
11月1日~2月末日 午前9時~午後4時(入園は午後3時30分まで)
*11月25日(土)から12月3日(日)まで皇居乾通り一般公開を実施
皇居東御苑は、定例の休園日である11月27日(月)及び12月1日(金)も休園せず臨時に公開
三の丸尚蔵館(さんのまるしょうぞうかん)
(2023年10月1日付で、管理・運営が宮内庁から独立行政法人国立文化財機構へ移管されました)
2023年11月3日、開館30周年を迎える三の丸尚蔵館が「皇居三の丸尚蔵館」と名称を新たにリニューアルオープン
https://shozokan.nich.go.jp/
オンラインチケットの販売
https://www.e-tix.jp/shozokan/
チケットだけの申し込みとパンフレットもセットで申し込みができるなど、会場での手間が省けるよう、工夫されています。
展覧会名
①皇居三の丸尚蔵館 開館記念展「皇室のみやび-受け継ぐ美-」
2023年11月3日(金・祝)~2024年6月23日(日)
②特別展示「御即位5年・御成婚30年記念 令和の御代を迎えて―天皇皇后両陛下が歩まれた30年」
2023年11月3日(金・祝)~2023年12月24日(日)
2026年全面リニューアルオープン予定
迎賓館(内閣府)
迎賓館は世界各国から国王、大統領、首相などの賓客をお迎えする国の迎賓施設で内閣府のHPとなっています。
迎賓館赤坂離宮(内閣府)(参観有料)
https://www.geihinkan.go.jp/akasaka/
建物の内も外も本当に豪華絢爛で、じっくりと見学されることをお勧めします。通常の見学だけでなく、天井絵画解説会や東衛舎の参観を含む 前庭ガイドツアー等新たな特別企画や大学と連携したトークイベント、地域と連携したイベントを実施されてきました。
公開日程
https://www.geihinkan.go.jp/akasaka/visit/visit_calendar/
京都
京都御所(参観無料)
https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/kyoto.html
京都御所は,事前申し込みがない通年公開を実施
https://sankan.kunaicho.go.jp/multilingual/kyoto/index.html
ツアー解説で、御所内を堪能できます。
各部屋、各玄関の説明等、長年、京都に都があったことを感じることができます。
見学コース、それなりの距離がありますので、運動靴で参加されてることをお勧めします。また、暑い夏、寒い冬の見学時を意識した服装を心がけて、訪問ください。
仙洞御所(参観無料)
https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/sento.html
同じ、京都御所の敷地にありますが、予約は別となります。
京都御所の訪問だけでも、心身ともにパワーが必要なので、別の日の予約をお勧めします。
京都仙洞御所の参観についてhttps://sankan.kunaicho.go.jp/guide/sentou.html
ガイドさんの解説は、すばらしく、専門家が、一般の旅行者に大変分かりやすく説明してくれているが伝わってきます。
桂離宮(参観有料)
https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsura.html
桂離宮参観申込のご案内
https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsurarikyu.html
桂離宮は、京都駅ではなく、阪急京都線 桂駅から徒歩20分
市バス・京阪京都交通 桂離宮前から 徒歩15分です。
日本の庭園の中でも、敷地内に入っただけで、別格の雰囲気を感じることができる庭園だと思います。
修学院離宮(参観無料)
https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/shugakuin.html
修学院離宮の参観
https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/shugakuinrikyu.html
叡山電鉄 修学院駅から 徒歩20分、市バス 修学院離宮道から 徒歩15分市の中心部からは離れた場所にあります。
修学院離宮へ行く日は、他の訪問先を想定せずに、修学院離宮だけを堪能するつもりで、訪問することをお勧めします。
また、施設内ですが、3キロほど歩くこととなりますので、歩きやすい靴、服装で訪問されることをお勧めします。
上記、参観希望:各施設によって申込方法が異なります。
https://sankan.kunaicho.go.jp/multilingual/information.html
京都迎賓館(内閣府)(参観有料)
https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/
公開日程 https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/visit/visit_calendar/
公開日程を事前に確認してから、予定を立てることをお勧めします。
京都迎賓館館内の展示物、建物自体、どれをとっても素晴らしいものばかりで、じっくりと半日かけて、見て回ることになります。
池の先まで、絵のような風景を眺めることができます。一般公開では入っていけない場所が奥の方にはありますが、遠巻きに眺めるだけでも十分に堪能できる施設となっています。
PR 動画やポスター等を活用した広報を実施プレミアムガイドツアーや文化体験も盛り込みつつ貸切で行う特別ガイドツアーや夜間 の公開を実施するなど、新たな取り組みをされているところ、迎賓館なのに、凄いと思います。
東京
(東京駅から皇居まで)信任状捧呈式の馬車列
新任の外国の特命全権大使が信任状を天皇陛下に捧呈する儀式です。
宮内庁及び日本政府観光局ウェブサイト等、周知を図るようになってきました。
信任状捧呈式馬車列経路
(往路)東京駅→行幸通り・和田倉門交差点(直進)→皇居外苑→皇居正門→宮殿南車寄
(復路)宮殿南車寄→皇居正門→皇居外苑→和田倉門交差点(直進)・行幸通り→東京駅
外務大臣または他の国務大臣が侍立することとされています。
大使一行の皇居への送迎に際しては、大使の希望により、皇室用の自動車か馬車が提供されます。
皇居前の道路の信号が規制される場合がありますが、馬車や自動車が通過するタイミングに遭遇したら、セレモニーを見れる、ラッキーだ!と、寛容に思えるようになりたいですね。
総理大臣官邸(東京都千代田区)現在、案内中止されています。
官邸特別見学のご案内(参考)
https://www.kantei.go.jp/jp/about/kengaku_oubo.html
「児童又は生徒を対象とする特別見学」を、官邸ウェブサイトにて募集、抽選により参加校を決定
総理大臣官邸における執務に影響の生じない範囲において実施
小学校5・6年生児童及び中学校生徒等を対象とした、総理大臣官邸及び公邸の特別見学
早く復活して、小中学生が見学できるようになると良いですね。
独立行政法人 造幣局本局の工場見学
工場見学・造幣博物館見学(大阪)(入館料無料)
1グループ19名様までのお客様予約不要。1回当たりのツアー最大20名まで。https://www.mint.go.jp/enjoy/plant/plant-osaka/plant_visit_honkyoku01.html
工場見学(本局)予約サイト
https://www4.mint.go.jp/plant-yoyaku/
博物館見学(本局)1グループ9名様までのお客様予約不要
https://www.mint.go.jp/enjoy/plant/plant-osaka/plant_visit_museum_h.html
造幣博物館のご案内
https://www.mint.go.jp/media/2023/03/202303_hakubutsukan_goannai.pdf
工場見学・造幣さいたま博物館見学(さいたま)(入館料無料)
1グループ19名様まで予約不要。自由見学。https://www.mint.go.jp/enjoy/plant/plant-saitama/plant_visit_saitama.html
工場見学
https://www.mint.go.jp/enjoy/plant/plant-saitama/plant_visit_saitama.html
造幣さいたま博物館
https://www.mint.go.jp/enjoy/plant/plant-saitama/plant_visit_museum_saitama.html
工場見学・展示室見学(広島)(入館料無料)
https://www.mint.go.jp/enjoy/plant/plant-hiroshima
工場見学
1回当たりのツアー最大20名まで。
予約制、事前電話連絡。その後、申込書提出
https://www.mint.go.jp/enjoy/plant/plant-hiroshima/plant_visit_hiroshima.html
展示室 予約不要。10名以上でご見学の場合は受入が困難な場合があるため、事前に要電話連絡。
https://www.mint.go.jp/enjoy/plant/plant-hiroshima/plant_exhibition_room_h.html
日本銀行本店本館(参観無料)
https://www.boj.or.jp/about/services/kengaku.htm
インターネットによるサイト事前予約申込み
https://www5.revn.jp/bojtour/
2016 年(平成 28 年)6月に従来の英語にも対応した見学に加え、中国 語のパンフレットを作成して多言語案内の充実を図った。
2019 年(令和元年)6月 見学のウェブ予約を開始
2020 年(令和2年)6月 見学エリアの拡張や展示リニューアル
2020 年(令和2年)6月 オンライン見学「おうちで、にちぎん」(本館の
3D 映像)を日本 語・英語で公開
2021 年(令和3年)5月 オンライン見学講座「教室で、にちぎん」を開 始し、国内外の学校に対して実施
オンライン学習
日本銀行本店は、小学5年生から大学生までを対象に、オンライン学習プログラム「教室で、にちぎん」を提供
オンラインで、日本銀行の役割や業務について学べるほか、重要文化財である日本銀行本店本館のリモート見学可能
申し込み方法
「教室で、にちぎん」申込みフォームに記入・提出
https://www.boj.or.jp/about/services/data/kyositu.pdf
日本銀行金融研究所貨幣博物館
https://www.imes.boj.or.jp/cm/
入館料 無料
日本銀行創立100周年(1982年)を記念して1985年11月に開館しました。
その後、2015年11月にリニューアルオープン
警備上の理由から、入館受付時に、X線検査装置および金属探知機による所持品検査を実施しています
特別展 新しい日本銀行券2024 — 匠の技とデザイン —
開催期間 2023年11月2日(木) 〜 2024年9月8日(日)
https://www.imes.boj.or.jp/cm/exhibition/article.html?20231102
国立博物館
東京国立博物館
レストラン・カフェ
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=124
東洋館別棟1階:ホテルオークラレストラン ゆりの木
法隆寺宝物館1階:ホテルオークラ ガーデンテラス
黒田記念館別館:上島珈琲店 黒田記念館店
聴覚障害者、多言語、世代間コミュニケ ーションツールとしての UD トークを講演会・オンライン配信を伴うワークショップ実施しています。視覚 障害者に対しては、「盲学校のためのスクールプログラム」の実施と、それに伴うボランティ ア研修や、本館 19 室において、「触知図」を使った対応、点字パンフレットの作成を行っています。
特別展で訪問される方が多いと思いますが、国宝を多数持つ同博物館の常設展もあわせて見学することを強くお勧めします。
個人的には長谷川等伯さんの 「松林図屏風」をお正月に見ると、心が引き締まります。
撮影について
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=176
京都国立博物館
館内、圧巻の展示物です。
カフェ:前田珈琲 京博店
https://www.kyohaku.go.jp/jp/visit/shop/#Contents02
ロケーション撮影利用申請
奈良国立博物館
周囲にある神社仏閣が素晴らしいのですが、奈良国立博物館の展示物、是非、東大寺、興福寺、春日大社とあわせて、訪問してほしい場所です。
レストラン 葉風泰夢(ハーフタイム) 落ちつく喫茶店です。漢字とカタカナでのネーミングが素晴らしいですね。
http://www.tokokuro.jp/cafe/index.html
施設有料貸出
https://www.narahaku.go.jp/guide/rental/
九州国立博物館
カフェ:九州国立博物館 Mカフェ
https://www.kyuhaku.jp/visit/visit_info15.html
「バックヤードツアー」のご案内
https://www.kyuhaku.jp/visit/visit_info05.html
実施日 :毎週日曜日
受付方法 :当日先着順
受付場所 :ボランティアガイド受付カウンター(1階あじっぱ前)
受付時間 :12時00分〜14時00分
開始時間 :14時00分
所要時間 :50分程度
参加費 :無料
定員 :30名
コース :あじっぱ前〜免震層〜収蔵庫窓〜文化財保存修復施設窓〜総合案内所
館内施設のご利用案内(ミュージアムホール・研修室・和室)
https://www.kyuhaku.jp/visit/visit_info09.html
茶室ご利用案内
https://www.kyuhaku.jp/visit/visit_info08.html
独立行政法人 国立印刷局
https://www.npb.go.jp/ja/event/kengaku.html
工場見学のご案内 予約サイト 料金 無料
http://npb-plant-tour.resv.jp/direct_calendar.php?direct_id=1
東京工場
東京都北区西ケ原2-3-15
https://www.npb.go.jp/ja/event/kengaku/tokyo.html
お札と切手の博物館
https://www.npb.go.jp/ja/museum/index.html
小田原工場
2023年9月から2024年3月頃までは見学施設のリニューアルを行うため、工場見学を行いません。
https://www.npb.go.jp/ja/event/kengaku/odawara.html
静岡工場
静岡県静岡市駿河区国吉田3-5-1
https://www.npb.go.jp/ja/event/kengaku/shizuoka.html
彦根工場
滋賀県彦根市東沼波町1157-1
https://www.npb.go.jp/ja/event/kengaku/hikone.html
オンライン工場見学
https://www.npb.go.jp/ja/event/kengaku/hikone.html
VR展示室
VR工場見学
日本銀行券の製造
官報の製造
国立科学博物館
Instagram でのライブ配信を 10 回 開催。
自宅にいながら博物館を楽しむ ことができる「かはく VR」の更新や開催した企画展
日経電子版2023年11月11日
[社説]博物館への寄付続く仕組みを
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK111CB0R11C23A1000000/
日経電子版2023年9月15日 [会員限定記事]
博物館、巡る楽しみ1万館 科博副館長はマニア歴数十年
栗原祐司(国立科学博物館副館長・理事)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD052XZ0V00C23A90000
国立工芸館(石川県金沢市)
https://www.momat.go.jp/craft-museum/
2020年10月に石川県金沢市へ移転。
高精細画像をもとにガイドスタッフと参加者の対話によって鑑賞 を進める「工芸トークオンライン」を一般並びに未就学児を含む児童を対象として実施
東京国立近代美術館
英語ファシリテータによる対話鑑賞・異文化交流プログラム 「Let's Talk Art!」をオンラインで開催
最後に
国の保有物件等はまだ他にもありますが、ツーリズムという点で、見学、観光をベースに紹介してきました。
中には、ユニークベニューとしての利用方法、ご紹介手法は、まだまだアイディア次第で、様々な可能性があると思います。
ご紹介した施設の中には、ロケーションツーリズムで、有名な映画や人気テレビドラマで利用されてきた施設が多数ありますが、少なくとも、通常のHPで紹介、問い合わせが可能となっている施設はまだ少ないようです。
また、MICEで、世界的な国際会議が開催された場合、上記の国の施設が、ステージとして、栄えあるスポットとして、お披露目されているケース、まだ少ないと思います。ロケーションツーリズムは別にコラムをアップします。
来年のパリ オリンピックで、広場、美術館、国の施設が、いかにフル活用されるか、パリの事例をもとに、参考にしていけたらと思います。
ユニバーサルツーリズムでも触れましたが、オリンピックが持つノウハウは、極力学び、導入していく姿勢でありたいです。
2024年のパリオリンピックはもとより、2028年のロサンゼルスオリンピックへ向けて、ロサンゼルスの皆さんが、今から新しいアイディアで、色々考えている話が聞こえてきています。