大容量データを転送できるオンラインストレージサービスまとめ(無料もあり!)
デジタルマーケティング界隈では、大容量のデータを送受信する機会が多くあると思います。
特に今後、動画データのやりとりなんかも増えてくると思いますので尚更ですね。ちょっと長い尺の動画データなら普通に1GBを超えてきますから。
当然そんなデータをメール添付なんてできるわけないですので、大容量データに対応したデータ転送サービスを利用している企業が多いのではないでしょうか。
そこで今回は大容量データ転送のサービスで、実際に私が使っている便利なものを紹介しておきたいと思います。
(※あくまで外部サービスを使いますので、機密情報にシビアで、データを他社サービスに預けるなんてとんでもない、という考えの企業様には向きません)
難しく考えずにこれで良いんじゃない?「ギガファイル便」
まずご紹介するのは誰でも無料、会員登録の必要もなく使える「ギガファイル便」。
無料サービスの中では、最も手軽でオススメです。
会員登録不要なのですが、保存期間を1週間〜60日の間で選べたり、パスワードの設定や、削除キーを使って保存期間を待たずに削除できるなど、必要最低限の機能が充実。
しかも1ファイル200Gまで、個数無制限で送れちゃう上、バラバラにアップロードしたファイルをZIPで固めてダウンロードできる機能までついていて、至れり尽くせりです。
もうね、難しいこと考えずにこれ一択でも良いんじゃない?というレベルです。
ただ、無料のサービスということで、運営会社が収益を広告に依存しているため、ダウンロード画面にしろアップロード画面にしろ、広告がでかでか。
誤ってクリックしてしまいそうなUIにはなっていませんが、ちょっとエッチな広告なんかも出てきますので、お堅い企業ニーズだとちょっと敬遠されてしまう可能性はあるかもしれません。
別候補をあげるなら「データ便」と「firestorage」
基本的には上記のギガファイル便で良いのではないかと思いますが、どうしても比較検討して決めたいという方がいらっしゃるのも理解していますので、別候補の無料サービスも挙げておきます。
まずはこちら、「データ便」です。
利用されている頻度も高く安心して使えるサービスですし、ギガファイル便よりも広告が静かな感じに好感を覚える方もいらっしゃるでしょう。
ただし会員登録しない場合は500MBまでのデータしか送れないこと、また会員登録しても無料のままだと2GBまでしか送れないところが一つ欠点になるかもしれませんね。
そしてこれまた利用者が多い「firestorage」
こちらは会員登録無しでも1ファイル2GBまで無制限で送信可能です。
2GBを超えるデータってなかなかないので、これで用は足せるのではないでしょうか。
パスワード設定や保存期間の変更やダウンロードされた際の受け取り通知といったセキュリティ機能も充実しており、安心して使えるという企業ユーザーの声をよく聞きます。
オンラインストレージのファイル共有機能が使えればそれに勝るものはない
さて、もし御社でDropboxやBox、Googleドライブといったオンラインストレージを利用されているのであれば、今は大抵、大容量ファイル共有機能がついているはずです。
またはウェブサーバーなどを契約すると、そういう大容量ファイル共有サービスがセットで付いてくるものもあります。
その場合はわざわざ上記の大容量ファイル送信サービスを使うまでもなく、オンラインストレージからそのまま共有した方が早いし確実ですね。
例えば、Dropboxだと最大100GBのファイルを転送できる「Dropbox Transfer」というサービスがあって、これがとっても便利に使えます。
そういったすでに利用しているサービスにファイル共有機能がないかは調べてみる価値があると思いますよ。
情報漏洩リスクがあることだけは常に気にしておきましょう
というわけで、大容量データを転送するサービスを紹介してきましたが、気をつけたいのが情報漏洩リスクです。
2019年1月に発生した「宅ふぁいる便」のデータ漏洩は、衝撃的でした。
パスワードやメールアドレス含む480万件もの個人情報が流出してしまったので、機密情報の送受信に使っていた企業担当者は冷や汗だったのではないかと思います。
「宅ふぁいる便」はそれまではとても人気があったので、本来なら、このまとめ記事にも記載したいくらいのでしたので残念です。
とにかく、今回ご紹介したサービス含め、オンライン上にデータを上げるということは、そこ(サーバーのデータ格納場所)にさえ行きつけば誰でもダウンロードはできてしまうということです。
面倒でもパスワード設定を毎回行ったり、ダウンロード通知を使って、怪しいダウンロードがないかチェックする、渡し終わったらすぐ削除、といったことをまめに行いたいですね。
最後に、弊社デジタルマーケティング大学校では、企業のデジタルマーケティング活動を支援するべく運用代行やコンサルティング、インハウス化支援などを提供しています。
ご興味のある企業様はぜひお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。