Google広告とYahoo広告、どっちが良いか?〜選定基準は携帯電話キャリア経済圏
「Google広告とYahoo広告、どっちが良いですか?」
これ、よく聞かれる質問です。
結論から言うと、余力があればどっちも手を出すのが良いと思うんですが、みなさまお忙しいしどっちかで済むなら済ませたいお気持ちは理解します。
まず、取扱広告ですが双方とも、検索連動型広告とディスプレイ広告のどちらも扱っていますので、これに関してはイーブン。
検索連動型広告に関してはGoogle広告はGoogleにおける検索結果画面ですし、Yahoo広告はYahooにおける検索結果画面に広告を出すという違いがあります。
しかしその大きな差はディスプレイ広告において配信面が違うということでしょう。
具体的にいいますと、Google広告のGDNは、結構あらゆるジャンルの多彩なサイトに配信枠を持っているのですが、日本人アクセス数の高いYahoo!系のサイトには広告を出せません。
対するYahoo広告のYDNはYahoo!系サイトへの広告配信に特化しています。
ですので、GDNとYDNの両方やることで、日本人閲覧率の高いサイトをほぼほぼ網羅することになります。
それで冒頭、余力があればどっちも手を出すのが良いと申し上げたんですね。
その上で、どっちをやった方が良いか?ですが、御社の見込み顧客層を考えたときにソフトバンクユーザー圏を強く意識するのであればYahoo広告、そうでなければGoogle広告です。
何も考えなければGoogle広告の方がリーチ多いし、使いやすいと私は思っているのですが、携帯電話がソフトバンクやYモバイルを契約している人はYahooメールとかYahoo使用率が極端に高いので、Yahoo広告の方が刺さる可能性があります。(ご存知かと思いますが、ソフトバンクとYahooがグループ関連会社の関係です)
ですので、例えばPayPayを使ったキャンペーンやTポイント関連とか、ソフトバンク系のサービスに関連性がある場合はYahoo広告の方がベターだったりします。
逆に携帯電話キャリアがauとかDoCoMo系の方にですと、キャリア系ポータルサイトにGDNが配信枠を持っていますので、Google広告の方がリーチできます。
現状、日本には大手携帯電話キャリアに準じた4つの経済圏(ソフトバンク系、ドコモ系、KDDI au系、楽天系)がありますので、そこを意識するのが広告媒体選定にも有効なんです。
まとまめすと
・ソフトバンク経済圏(Tポイント、PayPay系)・・・Yahoo広告
・ドコモ経済圏(dポイント、d払い系)・・・Google広告
・KDDI au経済圏(au WALLET系)・・・Google広告
・楽天経済圏(楽天ポイント系)・・・楽天広告
※楽天経済圏を強く意識される場合は、Google広告やYahoo広告よりも直接的な、楽天広告がおすすめです。
そして特に上記経済圏を限定しないのであれば、「Google広告とYahoo広告の両方をやる」か、もしくは「Google広告のみ」で良いと思います。
以上が私の判断基準ですので、よろしければご判断の参考にしていただけると幸いです。
この度は私のnoteをご覧いただきありがとうございます。 もしもサポート頂ける場合は、お礼にデジタルマーケティングに関するお悩みにお答えいたします! 追ってお礼メッセージとともにご連絡させていただきます。