個別説明会でお会いしましょう
デジKAMAとは
鎌倉市の委託事業で、通所・在宅でパソコンを使った仕事を多様なワーカーたちと進めています。
現在のご状況や目標をお伺いし、当事業所でできることをご理解いただいたうえで登録に向けて意思を固めていただくのですが、どうもこの個別説明会のハードルが高いようです。Webサイトにもこれまで情報が出ていませんでした(反省)。
そこで、今日は個別説明会って何をするの?どんな人が待ち受けているの?という観点から書いてみます。
運営スタッフ
スタッフは全員、東京のとある会社に在籍しています。デジKAMAの運営に合わせて新設された鎌倉事業所に、別拠点から異動したり新しく採用されたりして集まりました。
ワーカーの得手・不得手や健康状態に合わせて働き続けられるよう、福祉の国家資格(精神保健福祉士、社会福祉士、理学療法士)を持っていたり、企業から受託した案件をワーカーに業務依頼をできるよう民間企業でのプロジェクト管理経験を持っていたりします。
つまりは、福祉の知識やマインドを持った会社員の集団なのです。
ファーストコンタクト
鎌倉市在住の方限定の事業の情報を、必要とされる方々にどのように知らせるのか。2022年10月に開所してから、しばらく流入経路についての模索が続きました。
関係機関の紹介に次いで、行政の広報誌が絶大な影響力を持っています。
新たな生活を始める方が多い4月号に掲載されたことも幸いして、2023年5月は個別説明会とお仕事体験(本登録する前にコミュニケーションや各種ツールに慣れる期間)に参加される方が過去最多でした。
個別説明会の位置づけ
冒頭で、ハードルが高いと書いた個別説明会。
対面(小町通りの事業所に来所)またはオンライン(Google Meet)で1時間ほどお話します。前半にスタッフから事業の説明をし、後半に登録を希望される方のご経歴やスキル、興味を伺います。選考ではないのでリラックスして話していただくことを大切にしていますが、それでも緊張してしまう方はご家族や関係機関の支援者に同席いただくことも可能です。
ご希望を聞かせていただき、「こういう仕事が合っていそうですね」「ここまでならデジKAMAで配慮できます」とすり合わせをします。
話を聞いて、「大変そう」、「他の事業所も当たってみたい」と思われた方を無理にお仕事体験へ誘導することはありません。また興味が湧いたらご連絡ください。
最後に、職業準備性について
コロナ禍を経て、在宅で短時間だけ働きたいというご要望が大変多くなっています。通所に比べて、慣れたご自宅のPCで作業できるのが魅力です。一方で、働く場が家になることには自律性も求められるとお話ししています。
「家にいてもすることがないから仕事をしたい」という気持ちだと、後々しんどくなるかもしれません。こんなことを書いているのは、デジKAMAでは働く時間に対しての業務委託料のお支払いをしており、期待される仕事の量・質があるからです(俗に言う「ノルマ」ではないです)。
デジKAMAは就労移行支援でも就労継続支援A型・B型でもない、働きかたを選べるあたらしい就労支援施設です。「就労移行を卒業し、就職活動をしながら業務経験を積みたい」「軽作業や調理から、得意なパソコンスキルを活かしてIT事務へとキャリアチェンジしたい」など、ご自身の希望や目標に合わせて利用することができます。
勇気を出して、個別説明会でお話ししてみませんか。お待ちしています。