MeditAppsで作成する「クラウンデンチャー」に挑戦しよう!(テンプレートのダウンロードなど更新しました!)
今回は3Dプリントでの審美に優れ、汎用性の高いフルデンチャーを製作します。
特に製作過程で人工歯の素材を選択でき、
トラブルにも対応しやすく工夫した方法である
「クラウンデンチャー」をご提案させていただきます。
より簡単なCADで審美性を得たい方や、患者さんが素材・審美をそこまで求めない場合は、「ベニアデンチャー」の方をお薦めいたします。
ベニアデンチャーと比較して、「クラウンデンチャー」はCAD操作が煩雑です。
エラーが出ないように気を付けるポイントもありますが、完成したら患者さんの審美的要求に応えることが容易になります。
今回の内容はモノリシックのフルデンチャーはすでに作成できるものとしてお話しします。
作成方法はすでに公開しているこちらのnoteをご参照いただくか、
DenTruなどの無料・低価格ソフトなどをご利用ください。
また、旧義歯がある場合はそのままスキャンしてご利用いただけます。
よろしくお願いします。
クラウンデンチャーとはどういうものか
なぜCAD操作の複雑なクラウンデンチャーに挑戦するのか。
まずはクラウンデンチャーの利点を紹介します。
審美的で、アナログ技工と見た目が同様になる
試適時にバイトのズレがあってもCAD操作の一部修正で済む
人工歯の素材やシェードを前歯と臼歯で変更できる
この3つがCAD操作を頑張ってクラウンデンチャーを作成するメリットです。
逆に審美と、人工歯のマテリアルにこだわらなければ、正直なところここまでする必要はないかもしれません。
実際にサンプルレジンで義歯床、DHプリントのクラウンで作成したものをみてください。
コンセプトはこのように考えてCAD製作を行いました。
義歯床を支台歯形成された歯列と考える
そこにクラウン=人工歯をかぶせて義歯を完成させる
人工歯はモールド・シェードを考えて1歯ずつ変更できる
人工歯は劣化した場合や咬合関係を変えたいときには交換できる
人工歯は口腔内で咬合させ接着しバイトのずれを防止する
3D歯科 の考案した時点でのコンセプト全てを反映させる必要はないですが、
おおよそメリットがありそうだな、と思っていただけたのではないでしょうか。
DHプリントを用いて、ステイン・グレーズなしの
研磨もなし、プリント直後の状態を見ていただきます。
DHプリントも含め、現在の床用レジンは透明感が強すぎ、
クラウンレジンはオペーク感が強すぎます。
そのためピンク色の支台歯に、オペークな白のクラウンを被せると
ピンク色は遮蔽され、白も厚すぎないので光を当てた時の反応も良いように感じます。
もちろんですが、グレーズするとさらに綺麗になります。
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無料公開はこちらまでとなります。
完成写真だけで理解される先生も多いかもしれませんが、
実際のCAD操作も確認したい先生は
上のような解説動画付きの有料noteを公開しておりますので、
購読いただけると嬉しいです。
今回は1万字に迫るボリュームで、CAD操作も手応えのある内容です。
(最後に実際の症例写真・動画を一部紹介していますが
患者さんから参考症例で使用許可をもらったため
審美的に失敗してしまった症例をお出ししています。)2024年1月3日まで無料公開しています!2024年1月末まで5000円にて公開させていただきます。
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