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ICT支援員能力認定試験の対策

どうも、デジタルバカ一代こと佐々木信秋です。
岩手県のはじっこでまちづくりの仕事をしています。
この記事では「ICT支援員能力認定試験の対策」について書きます。

前提として
私を含めて所属法人にICT支援員の合格者が4名います。
一方で「ICT支援員としての正式な業務は未経験」ですが、既に学校のデジタル化やプログラミング教育等の実績が多数ある、という状態で記載している、ということは前もって記載します。
また、合格者と随時内容を更新、より精度の高い情報にしていく予定です。

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(ICT支援員の取得者4名 東海新報2020年12月20日より抜粋)

ICT支援員能力認定試験とは

文字通りICT支援員をするための資格です。
こちらの記事に辿り着いた方の殆どは「ICT支援員の資格を取らなきゃいけないけど、準備と対策に関する情報が見つからない・・・」という方々だと思います。

私もそうでした。

なので、ICT支援員についての概要だけ記載して「準備と対策」を中心に記載します。

ICT支援員の概要
学校における教員のICT活用をサポートし、ICTを活用した授業等を教員がスムーズに行うための支援を行う。

●機器・ソフトウェアの設定や操作、説明
●機器等の簡単なメンテナンス
●機器・ソフトウェアや教材等の紹介と活用の助言
●情報モラルに関する教材や事例等の紹介と活用の助言
●デジタル教材作成等の支援 等

試験内容について

まず、試験内容としては

A領域:実践的知識
B領域:問題分析・説明力


上記2段階になっており、A領域はCBT方式、B領域はプレゼンテーション方式(動画撮影)になります。

A領域もB領域も過去問は公開されておらず、試験内容のなかで「公開を禁ずる」といった趣旨の文章があります。
これは私の仮説になりますが「ICT支援員は現場での柔軟な対応力が求められるため、暗記をすれば合格するような試験にしない」という趣旨なんだと思います。

実際の試験も現場で求められる知識や思考が試される内容になっているので、非常にいい問題が多い印象でした。

A領域の対策

前述の通り「試験問題をそのまま過去問として公開する」ということが出来ませんし、趣旨としてもするべきではないと思っています。
※そもそもCBTなので受験者は試験問題を持ち帰れません・・・

その前提を踏まえて準備と対策を書きます。

(1)共通の考え方
・試験内容は 思考 > 暗記 的な問題が多い(現場で役立つ)
教員のサポートをする、という立場で思考する
デジタル機器と学校に関する基本的な知識を備える

(2)知識をつける
「わかる・なれるICT支援員」を購入、熟読する
「ICT教育環境整備ハンドブック」をダウンロード、熟読する
「ICT支援員ハンドブック」をダウンロード、熟読する
「教育情報化コーディネータ3級」の過去問をやる

(3)知識を深める
・(2)で理解できなかった単語や知識を調べ、理解する
・電子黒板、書画カメラ等のデジタル機器を調べ、理解する
・ケーブル、端子、USB、CD・DVD、WiFiの規格を調べ、理解する
・Office製品の基本操作、Windowsショートカットキーは覚えておく
・ICT支援員の業務範囲を調べ、理解する

試験で重要なのは暗記ではなく、如何にICT支援員の業務を理解しているか、という思考的で実践的な問題が多いので、できれば1〜2ヶ月前からこつこつと勉強をしていくことをお勧めします。

また、学校の仕組みや教員そのものに対する理解も重要です。(教員と教頭、校長の職責の違いわかりますか?)

短期間で合格できる人は既に一定の「デジタルリテラシーがある」か「教育関係の実務経験がある」ひとになるかと思います。

注意をすること
「教育情報化コーディネータ3級」の過去問は、公式でも参考にしてください、と書いてあり、ICT支援員の過去問が公開されていない現状ですと、かなり拠り所となりがちです。
しかし、問題の大枠として「デジタル知識」「学校や教育知識」の2つがありますが、「デジタル知識」については「こんなに難しいのか・・・」と感じる方が多いと思いますので、注意してください。
実際のICT支援員の問題はもう少し一般的で幅広いデジタル知識になりますので、あくまで参考までに勉強するのが重要です。一方「学校や教育知識」はICT支援員の問題と近い部分が多いので、そちらをしっかり勉強されるのが良いと思います。ICT支援員の「デジタル知識」の問題はより一般・実用的(普段使う)が多いです。
学校の仕組みや教員そのものに対する理解
冒頭で書いた通り私は「既に学校での業務経験」があるため、ある程度知識と経験がある状態で試験に臨みました。
一方、そういったケースはICT支援員受験者のなかでは稀だと思っており、学習する教材が必要かと思っています。
候補として「学校がよくわかる本(1)」が良さそうだと思っていますが、まだ未読のため、実際に読んでみて参考になりそうであれば正式に本記事に追加したいと思っています。

B領域の対策

A領域が合格となると次はB領域になります。
B領域は「具体的な想定例に対し、ICT支援員として適切な対処ができるか」を見る試験です。

出される問題としては「正解が無数にある」もので、如何に出題文章からリアルに現場を想像できるか、助言の優先度をつけ、適切な対処ができるか、が試されます。
ちなみに動画を撮影して提出するため「問題に対する調査時間は十分にある」ので、如何に学校や教員の立場になってサポートできるか、その視点が最も重要になります。

説明は早口にならないようにゆっくり、解決方法の優先度をつけて話すことが大切です。(あくまで教員にとって有効なサポートであることが重要

まとめ

前述内容をしっかりやれば、結構な合格率になると思います。
まとめると

暗記じゃなく、考えて勉強する(過去問がなくても不安にならない)
教員のサポートである、ということが重要(その立場を理解している)
・デジタルだけなく、学校と教員に対する知識と理解も重要

上記3点です。

以上、現場からでした。

(画像クリックで「デジタルバカ一代」のサイトに移動します)

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