スケジュールのきほん
1. きほん
スケジュールの基本は、計画線と実績線です。
計画線を描いたら、固定します。(MS-Projectでは、スナップ。)
作業計画書の作成が2日で終わっても、計画線はそのままにします。
実績線を埋めていき、最後のA:見直しで、計画線と実績線を比較して、
次の作業Bの時に計画線の精度を高めていきます。
2. リスケジュール・ルールの共有
例えば、計画線と、実績線との乖離が、3日経ってしまったら、リスケジュールすると基準を決めておくとメンバーへの公平性、納得性が得られやすいです。
3日目から、計画線を描きなおします。
本来、10月11日に終わるはずが、10月16日まで掛かりました。
計画が甘かったのは、作業内容が思っていたよりも多かったことが分かったからです。といった風に、A:見直しのときに、分かりやすくなります。
3. 変更のないタスクはスライドするだけ
リスケジュール時に、以降の作業内容に変更が無ければ、”スライドするだけ”です。
考え込んで、計画線をいじりまくる人がいますが、
これも分かっていない人が多いと感じましたので、留意点として挙げておきます。
4. カレンダー表示
スケジュールの表示形式をカレンダー形式にすると、作業に慣れていない人、プロジェクトマネジメントって何?って人がいたとしても、簡単にスケジュールを理解してもらいやすくなり、把握しやすくなります。
5. 間違った"いらつく"スケジュール
よく見かける間違ったスケジュールは、計画線と実績線がまったく同じに書き直してしまうものです。
最後に、何も問題ありませんでした。と言うのは、間違いです。
このような人がいたら、PM出来ない人と思って下さい。
この間違ったスケジュールは、実際は炎上していたのに、最後、問題なしとされてしまいます。
永遠に改善されないまま、炎上を繰り返します。
怒ったメンバーは辞めていき、ブラック企業と呼ばれるでしょう。
良いスケジュールを心掛けましょう。
以上です。