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FUJIFILM「X100シリーズ」は『T』がベストバイである理由を書いてみる

こんばんは。デジナスです。
 
 どうも私が知らない間に、FUJIFILMの『X100』シリーズが価格高騰で大変な事になっていると聞きましたので、緊急でブログ書いています(笑)
→タイムリーでないことは承知しています。。

 今はどちらも手放しているのですが、以前『X100T』と『X100V』を所有していました。100Vについては『クラシックネガ』を試し撮りした程度ですので、あくまでTユーザー目線で書いていることをご理解ください。

さて…簡単にですが、X100Tの魅力を写真と一緒にご覧ください。


①外観
 まずこのシリーズはどれを買ってもハズレはないです。100Vからトップカバーもアルミニウム素材でキレのあるエッジ加工になっていますが、100F以前はマグネシウム素材で面取りされている下写真のような加工です。どちらも手に取って撮影していますが、もちろん持ちやすさに関係はありません。   

 あえて言うなら・・・キズが目立ちやすいのは100V以降(とくにブラック)かもしれません。経年劣化を楽しめるような雰囲気になれば、キズも勲章なのですが・・・ちょっとX100は「あのカメラ」とは違う印象に感じます。いずれにしても、予算があればどちらも所有すると幸せになれますが、今の価格帯(1.5倍~)は少し異常かなとも思います。

X100T

 あとは面取りされていると、見た目に優しさとクラカメ感があり、私はそこに惹かれていました。こうしてみても、やはり所有欲が高まる外観です。社外品ですが、写真のようなレンズフードはお勧めできます。
 そうそう・・・100Vから搭載されている「バリアングル液晶」ですが、私はX100の個体には「なくても良い」かと思いました。理由は故障リスクや自身の使用用途が関係していますが、個人的な部分が多いので、詳細は記載しないでおきます。

X100T

②作例
 ここで少し私の撮って出し(JPEG)作例をご覧ください。X100Tは1630万画素の2014年モデルですが、スマホやPCで見て不満に感じるとこがあるか否か、購入前の参考になれば幸いです。

 まずは、私が一番よく使うフィルムシミュレーション「Velvia」「classic chrome」になります。私は露出補正をアンダーにする傾向なので、少し暗めに見えるかもしれませんが、そこは撮影者の感性で調整してもらえれば、結果はいくらでも変化します。写真の楽しいところは、それぞれに個性があり評価が分かれるところです。つまり「本当の正解はない」ところでしょうか。

F2.8 1/125 ISO200 ‐0.3ev Velvia   JPEG
F5.6 1/200 ISO200 -0.3ev classic-chrome JPEG

 
 次の2枚は、X100F以前のレンズで特徴だった近接開放F2.0の描写です。このふわっと感には賛否があり、2020年発売の100Vではキレのあるレンズに生まれ変わりました。私はこのシリーズの、現代カメラにしてオールドレンズのような2面性描写が好きでした。このあたりも、購入のポイントになります。

F2.0 1/60 ISO400 0ev PROVIA  JPEG
F2.0 1/80 ISO200 +0.3ev Velvia  JPEG

 次の2枚は、夜の手持ち撮影になります。基本の構えと少しの光があれば、手振れ補正機構もなく楽しめます。ここも最新のX100Ⅵにするか否かのポイントになりますが、手振れが気になるような昼のスナップ、または夜の撮影をメインにするなら、別のお手頃カメラを選択するのもアリかと思います。

F2.0 1/60 ISO1250 0ev PRO Neg.Hi  JPEG
F2.0 1/60 ISO1600 -0.3ev Velvia  JPEG


  次の2枚はmonochromeになります。X100Fから「ACROS」も加わり、100Vから「粒状感」の設定なども可能になっているようです。私は、フィルムカメラも所有しているので、デジタルカメラにフィルムカメラの描写は求めず、それぞれの「らしさ」を楽しんでいます。

F2.8 1/125 ISO400 -1ev monochrome JPEG
F2.0 1/500 ISO400 -1.7ev monochrome JPEG

 最後はFUJIFILMユーザーの多くが撮影している、明暗のある作例になります。素人の私が撮影しても、撮って出しでこれくらいの写真になることが伝わればと思います。

F2.8 1/200 ISO200 -1.0EV PRO Neg.Hi  JPEG
F2.0 ISO200 1/100 -2ev Velvia  JPEG

 いかがでしたでしょうか?「年式と性能は比例しますので、自分の撮影用途に合ったモノを・・・」という話をよく聞きますが、どの年式でもそれなりに撮れるというのが個人的な感想です。結局は「撮り手の感性や技術」「自分の写真に納得できるか」ではないかと感じます。

ざっくりまとめますと・・・

シリーズで100Tがベストバイと考える理由
・近距離開放F値でオールドレンズ的描写が楽しめる
・ハイブリッドビューファインダーの搭載
・フィルムシミュレーション『クラシッククローム』の搭載
・1/32000電子シャッターの搭載
・無理のない画素数
・性能と価格のバランス

気になるところ
・サポートが終了している(修理不可)
・ファインダー内のゴミ問題(オークション等は気をつけたい)
・中古市場でまだ価格が上昇している(お勧めしにくい)
・『X100F』の存在
・『クラシックネガ』の存在
・バリアングル液晶の有無


 今回も最後まで閲覧ありがとうございました。皆さんの素敵なカメラライフに役立ててれば幸いです。ではまたお会いしましょう。

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