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推しの子は、鬼滅の刃を超えるのか?


すごいアニメの第一話を観てしまった


上の見出しだけで、
もうすでに推しの子のネタバレになりそうです。

これ以上は語りたくないと言うか、
語れません。

まだ観てない方には、予備知識のないまま観ることをオススメします。

と言うか、
すでに、この記事を読んでる時点で、些少なりとも予備知識が生まれていると思います。この記事では、あからさまなネタバレはしていませんが、以後、自己責任でお願いします。



(2023/4/28追記:  abemaTVでの第一話目配信が、期間限定ですが無料配信中です。まだ観てない方は、是非早めにどうぞ。予定では1週間の期間限定だったのに、急遽想定以上の人気で方針変更したみたい?
しばらく全話無料配信するみたいです。4/28夜時点であと残り12日と出てる事から、5話目の配信開始に合わせて最新話以外の無料配信を止める感じなのかな…)


以下、推しの子で検索したnoteの記事です。紹介いたします。


また、下は主題歌の解説動画です。
技術的に分からない内容ばかりですが、不思議と聞いてて飽きません。
なんか面白いですね。



推しの子の海外での反応

海外でもすごく評判が良いみたいです。
一応、ザッと確認しましたが、下の二つの海外のランキング紹介動画はネタバレはなさそうです。

とは言え、
予備知識は少なければ少ないほど良いと思います。

有名な動画サブスクサービスは全て配信中なので、既に加入してるサービスがあれば、そちらで第一話を観てからご確認下さい。



さらに先ほど、
youtubeで「推しの子 第一話 海外の反応」とか検索して、海外の反応動画をいくつか観ましたが、もうそのグルグルと表情の変わる顔を見て、確かに予備知識がないとこうなるよね、とかウンウン頷いて…

その百面相に感情輸入、もとい、感情移入させていただきました。

面白いコンテンツとは何か?

それを知りたい方は、ぜひこの表情の変化を研究してみて下さい。
国籍が違っても同じように感情が動く、その機微がよく分かると思います。

https://youtu.be/SeC9EwURprI

※上の動画はネタバレになりそうなので、念のため直リンクはしていません。未見なら検索自体しない事をオススメします。



鬼滅の刃の大ヒットの理由


海外評価が逆輸入され、それを受けて日本の評価も爆上がりするのって、実はかなり重要で、古くはYMOとか、最近だと鬼滅の刃とかも、そうだと考えています。

一時、鬼滅の刃がなぜ大ヒットしたのか?
という文章をよく見ました。

いくつかの複合的な要因があり、それをgoogleでの検索ヒット数のグラフの波に合わせて説明していて…

個人的な実感として、
他のアニメとの大きな違いになったのは、海外のアニメ評価サイトの評判の逆輸入的な、その評価の揺り起こしだったように思えています。

もちろん、原作の持つ魅力やアニメのクオリティやコロナ禍の巣篭もり事情なども、色々と大きな要因ではありましたが、なにが大ヒットの初動だったのかは、あくまで個人の見解ですが、一番はアニメ十九話のヒノカミの飛び抜けたクオリティの高さと、それを観た海外アニメファンの観てみた動画がyoutubeに溢れた事、そこから逆輸入的に大きくヒットの流れが出てきたように感じています。

youtubeで、「鬼滅の刃 19話 海外の反応」とか検索すると、以下のような大量の動画が出てきますが、たぶんコレが鬼滅の刃の大ヒットの初動です。



YMOも逆輸入効果が人気の始まり

下の動画で語られていますが、
かつてYMOが売れてない時にワールドツアーに出て、そのライブが海外で喝采を受け、そのリアルな映像がNHKのニュースで流れることで、YMOのヒットの初動に繋がり、結果、今の伝説的な人気になっています。

どうも日本人は、
海外でも通用する実力…特にそれをリアルに実感させてくれる映像に、すごく大きく反応するみたいです。

なぜ観客は熱狂したのか?

向こうで成功する為には、どれだけのアイデンティティとオリジナルティーのあるアクトなのか、というのが大事なわけよ。

(中略)

それまでさ、半年以上かかってさ、三千枚売れるか売れないかでヘロヘロしてたら、アレヨアレヨという間に何十万枚ってアルバムヒットになっちゃってた

名盤ドキュメント YMO




はたして、推しの子は?

このアニメの第一話を、
原作漫画とか何も予備知識もなく、大して興味もなく見始めて、そのまま100%楽しめたのは、自分の好奇心が弱いことの裏返しだけど、それも含めて、グッジョブ自分、とか感じています。

昨今の情報が溢れる中、
予備知識なくコンテンツを楽しめるのは、
かなりの運を要求されそうです。

知らなければ、そもそも観ないし、

情報が少なければ、食指も動かないし。

良いコンテンツは、
どんどんクチコミ的に、予備知識が増えていくわけで。

でも、それで本来味わえるべき「驚きという要素」が楽しめなくなるわけで、たぶん、今、世界中の各地で、「推しの子は絶対に観た方が良いよ」とか内容を話さずに布教してる人たちがドンドン増加していて、このパワーが今後の推しの子をどのようなヒットに繋げるのか?

なかには、ネタバレしたり、ヘンに先入観を持たされたり、そういう運のない薦められ方をして、驚きが無くなったり、先入観から面白さを薄めたりして…

あるあるですが、悲喜交々な縁も出てくるのでしょうね。

勿論、第一話だけが最強で、その後は尻すぼみの可能性もあり、このまま残念とか、大ヒットまで行かない可能性もあります。逆に、このままのクオリティで最終話まで行くとすると、もしかしたら鬼滅の刃を超えるブレイク狙えるコンテンツになる可能性もあり…

鬼滅の刃と違うのは、
かなり周到に制作側が事前のプロモーションに色々とお金を使っている事で、この初動の成功は、それに拍車をかけていく可能性もありますが…

さあ、どうなるのでしょうね。
色々と興味深いです。
このアニメ。


AWAで、推しの子の
inspire-playlist を作ってみました。😙




推しの子のOP MV 『アイドル』

YOASOBIの曲も負けてないようです。

youtubeのMVが、3日で1000万再生越えとなっています。


これ、当然ですが、
新しい学校のリーダーズ同様に海外からの再生も多いと思われます。
最近、新しい学校のリーダーズが人気出てますけど、長い間日本では不人気でしたが、海外展開が上手くいき、そこからの逆輸入人気の揺り起こしで、ようやく日本でも人気が出始めている印象です。

今後のヒットの要因として…
「海外でも日本と同様に人気の出るコンテンツ」というのは、すごく重要ですね。
単純にシェアが伸びるだけでなく、日本人あるあるの、海外でも人気が出ている、という逆輸入の相乗効果が、やはり侮れません。




海外で活動するartist

下のインドネシアのフェスで、
日本のartistとして参加したのは、新しい学校のリーダーズとYOASOBIの2組です。

面白いチョイスですよね。

YOASOBI、新しい学校のリーダーズ、日本勢の活躍

 津田君との会話は、様々な意味で示唆に富むものでしたが、一番印象に残っているのは、二組の日本人アーティストが喝采を受けている状況に対して「日本も首の皮一枚繋がりましたね。もし1組もいなかったら、本当にやばかったですよね」との発言でした。今回のHITC JAKARTAを世界の音楽シーンにおけるエポックな出来事と捉えている認識は共通でした。
 88risingの価値も過不足なくクールに認めた上で、ここに日本人がいることの意義を実感した言葉です。

(中略)

文化的アイデンティティの重要性が上がっている


 これからの音楽の未来はテクノロジーの活用が必須で、テクノロジーをテコに発展していく=MusicTechが肝であることは自明です。テクノロジーが国境を低くするから、いちばん大切なのは、文化的アイデンティティなのだなと、ジャカルタの埋立地会場で改めて実感しました。

88rising「HITCジャカルタ」で感じたアジアの音楽シーンの緊密化



88risingは日系アメリカ人のショーン・ミヤシロが2015年に立ち上げたクリエイティブ集団で、音楽レーベルを中心に、アーティストマネジメント、メディアプラットフォーム運営、映像制作、昨今は音楽フェス制作も自社で行う企業である。アメリカを拠点にしながら、アジア系アーティストを発掘し、現在「Smithereens」が世界的なヒットを記録中のJOJIをはじめ、Higher Brothers、Rich Brian、NIKIなど、今やアジアを代表する存在になった若手アーティストを多数擁している。日本人アーティストとしては、ATARASHII GAKKO!(新しい学校のリーダーズ)が所属している。

【Head In The Cloudsレポ】フェスもアジアの時代へ。
88risingが創造するアジアのフェスシーンとは?



新しい学校のリーダーズ


何年も前に、
TikTokやyoutubeの動画で、すごいキレキレなダンスを踊る、個性的なアイドルグループを見つけました。

こんなに頑張ってもこのまま消えて行くのでは…

とか、感じるくらい、
元気一杯だけどクセの強過ぎる、どうかするとお笑い芸人のようにも感じるアイドルグループでした。

でも、あのパフォーマンスを何年もやり続け、今の人気を逆輸入で掴むとか、凄すぎますね。

やはり、何事も続けることが出来るというのは、それ自体が才能というか、チカラなのかと。

仮にこのまま人気がブレイクすれば、活動期間は十分長いので、ワンチャン今年の紅白に出れるような感じもしますけど、それも年齢を考えると、あと何年もは続かないと思うし。

このままグッと力技で、人気を掴み取って欲しいですね。

推しとまでは行きませんが、
この個性がこのまま日本でも受け入れられるなら、なんか楽しいですよね。
応援しています。


下は、新しい学校のリーダーズについて、力を入れて投稿した記事です。
興味のある方は、どうぞ。

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