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確定申告に便利!Macで複数のcsvファイルを結合する技

皆さん確定申告してますか?

期限ギリギリに一年分の資料を取りまとめて、申告するというのはこの季節の風物詩のような気がします。コツコツ毎月資料を入力している人には、全く関係のない話です。

この時期、微妙に手間が掛かる作業としては、クレジットカードの明細をダウンロードして会計ソフトに入力する作業です。

これはクラウド会計ソフトなどを使って、クレジットカードを同期設定させていれば必要のない作業なのですが、そもそもクラウド会計ソフトを使っていないとか、プライベート用の支出割合が多く事業用はごくわずかといったケースなどでは、csvファイルをダウンロードして、必要な明細だけを残してインポートした方がスムーズという場合もあると思います。

本来で言うと、事業用の支出は専用のクレジットカードで支払い、会計ソフトに同期させるのが王道です。

※ この記事を書いているということは専用カードで同期させていないことがバレますね。だってポイントが…

だいたいどのクレジットカード会社も、明細は月ごとにしかダウンロードできないケースが多く(プロパーのアメックスは、昨年1年分という指定で明細ダウンロードができて神でした!)、カード明細から事業用の支出を絞り込んで登録する際に、1年分のデータを一つのファイルに取りまとめられると早いです。

ということで早速やり方を検索してみました。

ターミナルからコマンドを打って結合

1. Macの書類フォルダ(別のフォルダでもOK)結合させたい CSV ファイルをまとめたフォルダを作成(今回はtest)
2. ターミナルを起動
3. cd /Users/ご自身のMacのユーザー名/Documents/test/ と入力(書類フォルダの場合)
4. cat *.csv > AllData.csv(例) と入力

cd /Users/ご自身のMacのユーザー名/Documents/test/
cat *.csv > AllData.csv

この方法はコマンド操作に慣れてないほとんどのユーザーにとっては、かなり心理的ハードルが高いやり方ですが、覚えてしまえばものすごく簡単な方法でもあります。

pwd:今どのフォルダにいるかを確認する(カレント ディレクトリ のパスを表示する)。※ print working directoryの略

ls:今いるフォルダ内のファイルやフォルダのリストを表示する(カレントディレクトリにあるファイルを表示する)。※ listの略

cd:指定のフォルダやファイルに移動する(カレントディレクトリにあるファイル等に移動する)。※ change directoryの略

この3つくらいを使えるととりあえず今回の目的はスムーズに達成できます。

Automatorでテキストファイルを結合する

もう一つの方法は、Automatorを使う方法です。Automatorは、Mac内のアプリケーションを自動運転させるためのプログラムです。

1. Automatorを起動
2. 新規書類からワークフロー を選択

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3. 左側のアクションメニューから ファイルとフォルダ > 選択されたFinder項目を取得 を選び 右側のワークフローを記録する窓にドラッグ&ドロップ(or ダブルクリック)

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4. 同様に テキスト > テキストファイルを結合、テキスト > 新規テキストファイル を追加

ファイルフォーマット:標準テキスト
ファイル名:お好みで
場所:お好みで
エンコーディング:Excelで開く予定があれば日本語(Shift JIS)を選択

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5. 名前をつけてワークフローを保存

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6. 結合したいcsvファイルをまとめたフォルダを開き、csvファイルを全て選択

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7. Automatorのワークフローを実行

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8. できあがったテキストファイルの拡張子.txt を .csv に変更する(アラートができますが変更でOK)

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CSVが テキストファイルなの?と混乱される方もいらっしゃるかもしれませんが、CSVはComma Separated Valuesの略で、中身はカンマで区切られた値が記入されたテキストファイルです。

なので拡張子を変換するだけで、そのまま Excel 等で使用ができます。開いてみて文字化けしたりする場合はエンコーディングの指定が誤っているケースです。テキストエディタで該当のファイルを開いて、再度保存する際にエンコーディングを変更してみてください。


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