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2000年前のエジプトに飛行機はあったのか?

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米国のMedium Daily Digestの「History-of-Yesterday」として2022年01月24日に、「エジプトの墓に隠された秘密が現代を震撼させる。(The secrets hidden in the Egyptian tombs shake today’s world)」を公開し、飛行機を想像させる埋蔵品から、「2000年前のエジプトに飛行機はあったのか?(Did Egypt Have Aircrafts 2000 Years Ago?)」と言うことが話題になっていると報告した。

巨大な神殿、巨大なピラミッド、そして巨大なスフィンクスは、エジプトがいかに豊かな建築と芸術の国であったかを証明している。古代エジプト文化が失われて久しいが、その謎は考古学者や歴史家たちによって今もなお世界に解き明かされている。古代世界の七不思議のうち、唯一残っているのがエジプトのピラミッドであり、「ミイラ化の習慣(Mummification Practices)」から、2000年前の驚くべき秘密が明かされている。

https://time-az.com/main/detail/76190

古代エジプト人は、死と死後の世界に魅了されていた。死後の世界で死者がその持ち物を使用すると信じられていたため、王とその貴重な持ち物を一緒にミイラにしたのである。しかし、残念なことに、考古学者の手が届く前に、死体から宝石類が盗まれてしまった。ミイラ化した遺体の多くも盗まれた。
エジプトのファラオは、死後このミイラ化処理を施され、ミイラ化した遺体は墓に保存された。

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現在では、ミイラ化した死体の寿命や身長などを、X線などの技術を使って研究者が調べることができる。3500年前のエジプトのファラオ、アメンヘテプ1世(Amenhotep I)もその一例と言える。カイロの科学者が彼の遺体をデジタルで調べたところ、35歳で亡くなり、歯並びが鮮やかだったことが分かった。

無傷のツタンカーメンの墓は、最も有名なものである。
ツタンカーメンは、ツタンカーメン王として有名で、紀元前1332年に古代エジプトの王となった。彼のミイラは、1922年に探検家たちによって発見された62号墓に保存されている。このミイラを医学的に分析したところ、彼の体つきはエジプトのファラオであるアケナテン(Akhenaten)に似ていることが判明した。このミイラの不思議なところは、現在まで保存されていることで、中には皮膚や髪の毛が残っているものもある。
また、墓の中から動物のミイラも発見された。ライオン、雄牛、ネコ、ヘビ、ヒヒなど、古代エジプト人にとって宗教的な意味を持つ動物たちである。

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2000年前のエジプトの墓に刻まれた象徴的な飛行機(Symbolized Aircrafts Encoded in Egyptian Tombs 2000 years ago)も発見されている。

しかし、世界的に知られているのは、ライト兄弟(Wright brothers)が1903年に飛行機を発明したことである。
しかし、エジプト学者たちは、エジプトの墓の中から衝撃的なものを発見した。エジプトのオシリス神殿(the temple of Osiris in Egypt)では、壁にメッセージやシンボル、絵が暗号化されているのである。これらの壁には、2000年前の芸術作品が描かれている。ルース・ホーバー博士(Dr Ruth Hover)というエジプト学者がこれらの壁を写真に撮り、彼女は「驚くべき発見をした。」と言った。

エジプトのサッカラ(Saqqara, Egypt)にあるパ・ディ・イメン(Pa-di-Imen)という古代の墓からは、多くのエジプトの遺物が発見された。その中には、壁画、陶器、ミイラ、遺品などが含まれている。その中のひとつ、紀元前200年頃に置かれたもので、翼や胴体の形が現代の航空機に似ていることから、「サッカラの鳥(Saqqara Bird)」と呼ばれるようになった。

鳥の形をした小さな木彫りで、先端にくちばしがあり、尾もついている。2000年前の古代エジプト人が飛行に関する知識を持っていたのか、それとも単なる思いつきの芸術品なのか、疑問が残る。

航空力学の専門家は、サッカラの鳥をベースに、尾翼を修正し、飛行のバランスを補正することで航空機を設計し、成功させている。

シーラス(Cirrus)社の飛行機「Cirrus SR20 plane」のデザインは、サッカラ鳥をベースにしている。
「サッカラの鳥」は、エジプト人によると、死者があの世で必要とするかもしれない他の持ち物とともに発見された。鳥の模型と一緒に、戦車、船、建物、神殿など、他の多くのものも発見された。エジプトのヘルワン大学解剖学教授のカリル・メシハ博士(Dr Khalil Messiha, a professor of anatomy at Helwan University in Egypt)は、この鳥はかつてエジプトの空を飛んでいた本物の飛行機の模型かもしれないと主張している。
さらに深く探索した結果、サッカラ周辺でその大きさの本物の飛行機の遺跡が発見されるかもしれないと考えている。ライト兄弟はファラオと何らかの関係があるのではないか、というのが彼の主張である。

しかし、「サッカラの鳥」の形は、ライト兄弟が作った飛行機と構造が違い。初期のジェット機の方が似ていると言う皮肉がある。

しかし、カリル博士の発言は、有効な証拠に裏打ちされていない。

信仰を中心としたものなので、科学的な仮定がそこに入ることはありえない。もし、本物のエジプトの飛行機械がサッカラの砂の下のどこかに隠されているとしたら、歴史家や研究者がそれを見つけ出すのにそう時間はかからないだろう。また、この鳥が航空機の模型ではなく、無作為に作られた美術品や古代エジプト人の信仰に関係するものである可能性もある。しかし、これらはすべて、まだ世界の謎である。

ミイラと遺品は、古代エジプトがもっと多くの物語を持っていたことを証明している。残念ながら、この文明の真の文化は、ギリシャ人、そしてローマ人のように、後にエジプトを支配した支配者たちによって、すっぱ抜かれてしまったのである。にもかかわらず、世界中から観光客がピラミッドを訪れ、考古学者たちは今でもエジプトの墓にまつわる衝撃的な事実を発見し続けている。

1949-07-27---最初のジェット旅客機のテストをした。
1941-05-15---イギリスで最初の連合軍側ジェット機が飛んだ。
1903-12-17---米国人のライト兄弟が、世界最初の飛行に成功した。
1901-08-14---ホワイトヘッドは、ライト兄弟より早く、エンジン附き有人初飛行に成功。

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