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イギリス、EUと首脳会議を5月に開催し、防衛・経済で協力するなど、対EU関係「リセット」を計画

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2025年02月05日に、イギリスのデヴィッド・シモンズ憲法・EU関係担当相(British Minister for Constitutional and EU Affairs David Symonds)は2025年02月04日に、ベルギーのブリュッセルで開かれたEU(European Union/欧州連合)・イギリスフォーラムに出席し、対EU関係の「リセット」をあらためて呼びかけたと報告した

2025年05月19日にイギリスで開かれるEUとの首脳会議(サミット)で、安全保障や貿易で何らかの合意を取り付けたい考えを示している。

デヴィッド・シモンズ憲法・EU関係担当相は、イギリスはEUとの防衛協力でより大きな役割を果たせるとした上で、経済についてもさらに踏み込む用意があると強調した。また、イギリスとEUの間には貿易と投資に関する障壁が残されているが「世界が激しく変化する中でイギリスとEUは多くの共通の利益と課題を抱えている」として、障壁を取り除くことが双方の利益につながると述べた。

イギリスは2025年05月19日にイギリスで開かれるEUとの首脳会議(サミット)で、TCA(Trade and Cooperation Agreement/通商・協力協定)の見直しに向けた正式な交渉に着手する計画だが、双方には依然として隔たりもある。イギリスは家畜や食品の検疫を軽減するため、EUとの基準調整を求めているが、EU側はイギリスがEUの農業規則に従う必要があると主張した。一方、EUは18~30歳の若年層の居住・就労を3年間互いに認める新制度を提案しているが、イギリスはこれが単一市場への回帰につながるとして拒否している。

イギリスも弱い立場がある。

またすでに、イギリスが加盟しているTPP(Trans-Pacific Partnership/環太平洋連携協定)との関係も複雑になる。

とりあえず、2025年05月19日にイギリスで開かれるEUとの首脳会議(サミット)まで様子見だろう。

https://europe.nna.jp/news/show/2756666
https://thediplomatinspain.com/en/2025/02/05/uk-to-host-first-summit-with-eu-since-brexit-in-may/
https://www.bruegel.org/policy-brief/trade-policy-framework-european-union-united-kingdom-reset
https://www.aa.com.tr/en/europe/uk-aims-to-pursue-ruthlessly-pragmatic-approach-in-eu-reset-talks/3472013
https://thevaultznews.com/world/uk/brexit-reset-talks/
https://abcnews.go.com/International/wireStory/britains-starmer-seeks-strong-ties-eu-donald-trump-118391117
https://en.apa.az/europe/eu-leaders-to-travel-to-uk-for-brexit-reset-summit-in-may-459746
https://ldd.news/top-news/pm-seeks-pact-with-eu/
https://www.hitachi-hri.com/english/research/researchreport/short/rr005.html

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