ロシア野党指導者アレクセイ・ナワリヌイの遺体が母親に引き渡されたと側近が発表。

2024年2月25日 15:20

AP通信は2024年02月25日に、のエマ・バロウズ(Emma Burrows)とジョアンナ・コズロフスカ(Joanna Kozlowska)は、ロシアの野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Russian opposition leader Alexei Navalny)の遺体が母親に引き渡されたと、ナワリヌイの側近が2024年02月24日土曜日、自身のソーシャルメディアアカウントで明らかにした。

ナワリヌイの反汚職財団の理事であるイワン・ジダノフ(Ivan Zhdanov, the director of Navalny’s Anti-Corruption Foundation)は自身のテレグラムアカウント(his Telegram accoun)で発表し、ナワリヌイ氏の遺体を母親に返すようロシア

当局に呼び掛けた「すべての人」に感謝の意を表した。

土曜日初め、ナワリヌイの未亡人ユリア・ナワリナヤ(Yulia Navalnaya)は、北極の流刑地でナワリヌイが亡くなった後、母親に秘密葬儀に同意するよう強制しようとしており、キリスト教を嘲笑しているとウラジーミル・プーチン大統領を非難した。

「どうもありがとうございます。ビデオメッセージを書いて録画してくれた皆さんに感謝します。皆さんはやるべきことをやりました。ありがとう。アレクセイ・ナワリヌイの遺体は母親に引き渡された。」とジダノフ氏は書いた。

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ロシアで最も有名な47歳の野党政治家ナワリヌイが2024年02月16日に北極の流刑地で突然死し、家族は遺体の返還を求めて1週間以上奮闘している。ロシアの著名人らは当局に対し遺体の釈放を求めるビデオを公開し、西側諸国はナワリヌイの死とウクライナ侵攻２周年への罰としてロシアに対し追加制裁を科している。

ナワリヌイの母親リュドミラ・ナワリナヤ(Lyudmila Navalnaya)は今もサレハルド(Salekhard)に滞在していると、ナワリヌイの報道官キラ・ヤルミシュ(Kira Yarmysh)が「Ｘ(旧ツイッター)」で述べた。リュドミラ・ナワルナヤは１週間以上北極地域に滞在しており、ロシア当局に対し息子の遺体を返還するよう要求している。

ヤルミシュは「葬儀はまだ保留中だ。」とツイートし、当局が「家族の望み通り、アレクセイが当然のこととして」葬儀を行うことを許可するか疑問を呈した。

遺体の検死や解剖もできないだろう。

毎日新聞は2024年02月24日に、ナワリヌイの広報担当者はナワリヌイが2024年02月16日に死亡してから1週間がたった2024年02月23日に、ロシア当局がナワリヌイ氏の母リュドミラ・ナワリナヤに対して「秘密裏の埋葬に同意しなければ、刑務所内へ埋葬する」との最後通告を突きつけ、「3時間以内」に秘密裏の埋葬に同意するか否かを迫られたと明らかにした。当局側は葬儀についても、一般に公開しない密葬を求めたという。

死因を巡っては、当局の公式発表はないが、リュドミラらが2024年02月17日にナワリヌイが収監されていた刑務所を訪ねた際に「突然死症候群」と説明されたという。その後に当局側が示した死亡診断書には「自然死」と記載されていた。当初、複数の地元メディアが死因について「血栓症」と報じた。

一部では、当局が遺体の速やかな返還を拒んでいるのには、当局側がナワリヌイの死に直接関与したのではと、憶測が飛び交い。
妻ユリアは、「（猛毒の神経剤である）『ノビチョク』の痕跡が消えるのを（当局は）待っている」と主張している。
当局の発表によると、ナワリヌイは2024年02月16日に、収監先のロシア北部ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所(Prison in Yamalo-Nenets Autonomous Okrug, northern Russia)で散歩後に気分が悪くなり、意識を失った。蘇生措置を施したが、死亡が確認されたとされる。タス通信によると、ナワリヌイは前日の15日にオンラインで裁判に参加していた。裁判所の担当者は「体調は良好で、健康上の訴えはなかった」と話しているという。

収監先のロシア北部ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所(Prison in Yamalo-Nenets Autonomous Okrug, northern Russia)の緯度、経度。
66°49'07.9"N 65°47'39.7"E
または、
66.818858, 65.794347

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