見出し画像

イギリスの司法機関、香港の最高裁判所から裁判官を引き揚げへ

香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」は2022年03月30日に、イギリスの最高司法機関(Britain's top judicial body)は、香港の最終上訴裁判所からすべての現役裁判官を撤退させると発表し、香港の法治を強く支持するものとして見られていた長年の取り決めに終止符を打ったと報告した。

https://time-az.com/main/detail/76556

イギリスの司法機関は、香港と北京の国家安全保障法(National security law)を非難し、北京が課す国家安全保障法制への懸念を理由に、イギリスの司法機関は、市最高裁判所から最後の2人の現役裁判官の引き揚げ。

イギリス最高裁判所長官ロバート・リード卿(UK Supreme Court President Lord Robert Reed)、副長官パトリック・ホッジ卿(Vice-President Lord Patrick Hodge)が香港の最終上訴裁判所(Hong Kong’s Court of Final Appeal)を即日辞職するための即時辞任を香港政府に提出したと述べた。この動きは、香港の司法独立を守る人々から、専門的にというより政治的にと非難された。

二人は以前、香港の最終上訴裁判所で働く8人のイギリス人裁判官であった。他の6人の裁判官は引退しており、今回の人事異動による影響はない。

また、非常勤裁判官のジョナサン・サンプション卿(non-permanent judge Lord Jonathan Sumption)は以前から留任を表明していた。

リズ・トラスイギリス外相(British Foreign Secretary Liz Truss)、ドミニク・ラーブ副首相(Deputy Prime Minister Dominic Raab)が、「香港の自由と民主主義の侵食」を批判し、この決定への支持を表明した。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?