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カンボジア財務経済省は、初の国債発行は2022年09月開始と発表。

アジア経済ニュースNNA ASIAは2022年08月29日に、延期続きだったカンボジア初となる国債の発行が、2022年09月になるもようだと報告した。

カンボジアの新聞「クメール・タイムズ(Khmer Times/電子版)」は、財務経済省(Deputy Prime Minister)が2022年08月25日に発表した情報として、起債額は1兆2,190億リエル(約407億円)相当で、米ドルに換算して約US$3億と、当初の計画通り。複数の地元メディアが報じた。

財務経済省は昨年末、2022年の第1四半期(01~03月)に国債を発行する方向で検討しているとの計画を公表 した。その後、CSX(Cambodia Securities Exchangeカンボジア証券取引所)のホン・ソクホー最高経営責任者(CEO)が、発行は2022年06月中になるとの見通しを示していた。

https://time-az.com/main/detail/77590

財務経済省(Deputy Prime Minister and Minister of Economy and Finance Aun Pornmoniroth/副首相兼経済・財務大臣アウン・ポーンモニロート)の発表によれば、同省がカンボジア国立銀行(National Bank of Cambodia/中央銀行)の委任を受け、2022年09月以降に1回目の国債発行を行う。発行するのは償還期間が1年、3年、5年の3種類。

発行額は3年物が8,000億リエル相当、1年物と5年物がそれぞれ2,000億リエル相当となる。額面は100万リエルで、6カ月ごとに利子が付くようだと伝えている。

カンボジアの予算案によると、国債で調達した資金はエネルギーやかんがい関連など、35件の公共インフラ事業に投入される予定である。ホン・ソクホーは国債の発行について、海外からの融資を抑えるため民間企業からの資金調達を拡大し、国内の財源を活用する政策の一環とコメントしていた。

カンボジアでは、最近産業が多義にわたって安定し始め、初の国債発行に踏み切るということだろう。

しかし、カンボジアで初のモバイル・マネーを発行するというので、ゲイツ財団が資金を援助すると報告したが、現場では、まだ金融手続きも終わっていなかったことがあった。

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