ドイツで最良の自動車会社VWまでが事業縮小、人員削減!
ドイツの新聞「The Local」は2024年09月03日に、ドイツで最良の自動車会社VW(VolksWagen/フォルクスワーゲン)までが、ドイツでの工場閉鎖と人員削減を検討し始めたと報告した。
私はドイツで自動車メーカーが全社、EV(Electric Vehicle/電気自動車)に期待し。突っ走ってきたが、EVがダメだとドイツ中から自動車メーカーが全部消えると心配してきたが。それが現実になってきた。
ヒトラーが台頭した時も、同じようなことが起こり、ハーケンクロイツがドイツを先導し始めた。
ドイツの自動車大手フォルクスワーゲンは、ドイツ国内の生産拠点を閉鎖するという前例のない措置を取る可能性があると述べ、節約計画が行き詰まる中、さらなる人員削減をちらつかせた。
「現状では、自動車生産および部品生産拠点の工場閉鎖さえも排除できない」とフォルクスワーゲンは従業員に送ったメモで述べた。
組合や政府当局は、フォルクスワーゲンがこれまで一度も下したことのない、同グループの国内市場での工場閉鎖の考えに警戒感を示した。
ドイツの一流企業によるこの発表は、国内経済がここ数カ月苦戦している中で、ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相の懸念を一層深めるものとなった。
メモの中で、フォルクスワーゲンのオリバー・ブルーメ最高経営責任者(Volkswagen CEO Oliver Blume)は「ヨーロッパの自動車産業は非常に厳しく深刻な状況にある」と述べたと伝えられている。
「経済環境はさらに厳しくなり、新たな競合企業がヨーロッパ市場に参入しつつある」とブルーメは述べた。
さらに、製造拠点として「競争力の面でさらに遅れを取っている」ドイツでは特に困難が深刻だと付け加えた。
「当社は今、企業として断固たる行動を取らなければならない。」とブルーメは述べた。
フォルクスワーゲンは昨年、€100億(US$110億)の節約計画を発表し、収益性向上のため今後数年間で人員削減を行うと警告した。
しかし、8月に発表された利益の落ち込みを示す期待外れの決算を受けて、グループはさらなる対策が必要だと述べた。
コスト上昇と中国での需要冷え込みにより、グループは今年残りの利益率予測を引き下げざるを得なかった。
すでに発表されたコスト削減策にもかかわらず、「自動車市場とドイツ経済の現在の動向はさらなる対策を必要としている」とメモには記されている。
同社の取締役会は、「フォルクスワーゲンAG内のブランドは包括的な再編を実施する必要がある」と決定した。
メモによると、「目標は、製品コスト、材料コスト、販売実績、工場コストと労働コストを最適化すること」である。
「単純なコスト削減策」ではもはや十分ではないと続け、グループは以前はリスクがなかった雇用の削減を検討していると述べた。
さらなる人員削減の必要性は、同社が過去30年間実施されてきた雇用保護協定を「終了せざるを得なかった」ことを意味した。
労働者代表はこの発表に怒りを示し、自動車メーカーの変更に抵抗すると述べた。
労働組合評議会のダニエラ・カバロ議長(works council chairwoman Daniela Cavallo)は、労働組合IGメタル(IG Metall)が発表した声明の中で、フォルクスワーゲンの取締役会は「失敗した」(Volkswagen's board had "failed")と述べた。
「危険にさらされている(At risk)」
「これにより、フォルクスワーゲン自身とグループの中核が危険にさらされる。我々はこれに激しく抵抗する」とカバロは述べた。
「我々には工場閉鎖はない」と彼女は述べた。
IGメタルによると、フォルクスワーゲンの経営陣は「中核ブランド(フォルクスワーゲン)が赤字に陥るのを防ぐには、さらに数十億ユーロの節約が必要だ」と考えている。
ドイツのニーダーザクセン州知事は、同自動車メーカーの議決権株式の20%を保有しており、フォルクスワーゲンに対し工場閉鎖を回避するよう求めた。
ドイツの自動車業界は困難な状況にあり、フォルクスワーゲンからの対応の必要性は「議論の余地がない(incontestable)」とステファン・ヴァイル(Stephan Weil)は声明で述べた。
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