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フィリピンの中銀、デジタル通貨発行に向けた試験終了

アジア経済ニュースEUROPE NNAは2024年12月06日に、BSP(Bangko Sentral ng Pilipinas/フィリピン中央銀行)は2024年12月05日に、金融機関同士の大口決済に使われるホールセール型のデジタル通貨の導入に向けて、金融機関と進めてきた試験が終了したと発表した。

中銀は2023年06月のイーライ・レモローナ(Eli Remolona)総裁就任後、ベンジャミン E. ディオクノ(Benjamin E. Diokno)前総裁が停止させたCBDC(Central Bank Digital Currency/中央銀行デジタル通貨)の発行・運用試験「プロジェクト・アギラ(Project Agila)」を進めてきた。ブロックチェーン(分散型台帳)技術やトークン化といった第1段階の試験に続き、金融機関と進めてきた中銀デジタル通貨の機能、パフォーマンス、セキュリティー面などに関する試験が完了した。

イーライ・レモローナ(Eli Remolona)総裁

レモローナ総裁は「中銀デジタル通貨は、流動性管理を強化することで決済リスクを軽減し、金融の安定化につながる」と説明した。中銀は先に、2029年までに中銀デジタル通貨を導入する方針を示している。

https://www.nna.jp/news/2736605
https://www.ledgerinsights.com/philippines-completes-wholesale-cbdc-trial/
https://www.ledgerinsights.com/tag/project-agila/
https://www.ledgerinsights.com/goldman-sachs-clearstream-hqlaᵡ-in-live-dlt-intraday-repo-transaction/


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