FCC、AIが生成した音声を使用した詐欺ロボコールの禁止に賛成票を投じる。

AP通信とCNNは2024年02月08日に、FCC(Federal Communications Commission/米国連邦通信委員会)は2024年02月08日木曜日に、AI(Artificial Intelligence/人工知能)が作り出した偽の音声を使った詐欺ロボコール(robocalls featuring fake)を直ちに禁止すると発表し、専門家が選挙の安全を損なったり、不正行為を激化させる可能性がある、いわゆる「ディープフェイク(deepfake)」技術を取り締まったと発表した。

FCCの全会一致の投票は、電話勧誘販売とロボコールを規制する連邦法の下で、AIによる一方的なディープフェイク通話を「人工」と認識することで、ロボコール防止規則を拡大し、AIによるディープフェイク通話を対象とするものである。

日本は、迷惑電話を取り締まっていないので、詐欺ロボコールはどうなるのだろう。

日本では、オレオレ詐欺は犯罪だが、オレオレ詐欺の電話は見逃されている。

私は、電話での押し売りに、脅迫されたことがある。しかし、それも取締りの網にかからない。

以前、代々木警察に相談したこともある。

しかし、警視庁から突然、オタクの地域で怪しい不審な電話が報告されましたと連絡を受けたこともある。

私は、「それは米国では違法です。」と、警察に言ったことがある。

FCCの動きにより、AIが生成した音声を使って米国人を騙す違法なロボコール業者を追及するためのより多くの法的手段が州司法長官に与えられるとFCCは述べた。

FCC委員長のジェシカ・ローゼンウォーセル(FCC Chairwoman Jessica Rosenworcel)は声明で、「悪意のある者たちは、AIが生成した音声を一方的なロボコールで利用し、弱い立場にある家族を恐喝したり、有名人の真似をしたり、有権者に誤った情報を与えたりしている。」と述べた。 「私たちは、これらのロボコールの背後にいる詐欺師に注意を促しています。」と述べている。

1991年のTCPA(Telephone Consumer Protection Act/電話消費者保護法)をより広範に解釈してAIが生成した音声を含めるという決定は、ジョー・バイデン大統領(President Joe Biden)になりすました偽のロボコールがニューハンプシャー州の有権者(New Hampshire voters)数千人を標的にし、州の予備選に参加しないよう促した数週間後に行われた。

当局は今週、民事および刑事罰につながる可能性のある進行中の捜査において、これらの偽電話がテキサス州の男性と2つの企業に関連していると発表した。

日本にはTCPA(Telephone Consumer Protection Act/電話消費者保護法)がまだない。
日本の政治家たちは、それを利用している可能性もある。

選挙が近づくと、アンケートなどと言って、事前に許可を取らないで電話が入ることもある。

米国では違法である。

FCCは木曜日の発表で、ロボコールの送信を希望する者は「AI技術によってシミュレートまたは生成された人工音声または事前録音された音声を利用した通話を行う前に、着信側から事前に明示的な同意を得なければならない」と述べた。

木曜日の変更により、クローン音声を使った詐欺ロボコールは、その技術を使用しない違法なロボコールと同様の罰金と処罰の対象となる。 FCCは先週、この提案を検討していると発表していた。

TCPAに違反すると、厳しい民事罰が科される可能性がある。

2021年、FCCは2020年の選挙での投票を妨げるために違法なロボコールを使用した疑いで、右翼工作員のジェイコブ・ウォール(Jacob Wohl)とジャック・バークマン(Jack Burkman)に対してUS$500万の罰金案を発表した。

ロボコールブロックサービスの「YouMail」の推計によると、米国で発信されたロボコールの数は2019年に約585億件に達し、ピークに達した。 2023年のこの数字は550億件に近かった。

FCCが連邦法の解釈を更新する中、一部の米国議員は違法なロボコール業者をさらに阻止するために法律を直接改正することを提案している。

下院民主党は今年、ロボコール違反にAIの使用が関与した場合、TCPAの最高罰金を2倍にする法案を発表した。

ベントン・ブロードバンド・社会研究所の上級顧問アンドリュー・シュワルツマン(Andrew Schwartzman, senior counselor at the Benton Institute for Broadband & Society)は、FCCの動きは重要な前進だと述べた。

同氏は、「これによって悪人が悪事を阻止できると誰も考えるべきではないが、FCCが迅速に行動し、こうした行為を助長する企業を阻止するツールが得られる」と述べた。

違法なロボコールを執拗に促進する電話プロバイダーは、州および連邦当局による違法なロボコールに対する広範な取り締まりの一環として、FCCの命令によって米国の電話ネットワークから強制的に切断される可能性があり、実際に切断されている。

https://edition.cnn.com/2024/02/08/tech/fcc-scam-robocalls-ai-generated-voices/index.html
https://apnews.com/article/fcc-elections-artificial-intelligence-robocalls-regulations-a8292b1371b3764916461f60660b93e6
https://www.cnn.com/2024/02/06/tech/nh-ag-robocall-update/index.html
https://docs.fcc.gov/public/attachments/FCC-24-17A1.pdf
https://edition.cnn.com/2024/01/29/tech/ai-robocalls-crackdown-house-democrats/index.html
https://www.cnn.com/2021/08/25/politics/fcc-fines-jacob-wohl-jack-burkman/index.html
https://robocallindex.com/history/time
https://www.cnn.com/2024/01/29/tech/ai-robocalls-crackdown-house-democrats/index.html
https://docs.fcc.gov/public/attachments/DOC-393325A1.pdf
https://www.cnn.com/2022/08/18/tech/auto-warranty-robocalls-case/index.html