ドイツのラインメタル、小口径ピストン事業を売却。
ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年12月28日に、防衛機器や自動車部品を手がけるドイツのラインメタル(Rheinmetall)は、小口径ピストン事業をPE(Private Equity/プライベートエクイティー)企業コミタンス(Comitans)・キャピタルに売却すると発表した。防衛産業に注力する事業戦略の一環で、取引条件は€1億弱になるもようだと報告している。
ラインメタルは、2021年に発表した戦略転換に沿って防衛産業に軸足を移す方針。
2035年に欧州連合(EU)で内燃エンジン(ICE)車の販売が事実上禁止されるのを踏まえ、ICE部品の事業規模の縮小を進めている。コミタンスは、そうした「斜陽技術」に焦点を合わせた投資会社の一つである。
コミタンスは南西部バーデン・ビュルテンベルク州のネッカーズルム(Neckarsulm, Baden-Wurttemberg)、米ウィスコンシン州マリネット(Marinette)や広島などにある小口径ピストンの生産拠点の運営を引き継ぐ取り決めで、取引条件は明らかにされていないが、金融関係者によると、€1億弱となるもようだ。これは当該事業の€3,500万前後のEBITDA(Earnings Before Interest, Tax and Amortisation/利払い・税引き・償却前利益)の3倍に満たない。
ウクライナ戦争で、一気に好景気になった企業のようだ。
EV(Electric Vehicle/電気自動車)は、先が見えなくなっている。
戦車は、ディーゼルのままだろう。
EVの戦車は、まだ先がある。
そう言えば、
各務原の川崎重工に行った時、似た気分であった。
ここはまだ戦場である。
https://europe.nna.jp/news/show/2606664
https://www.reuters.com/business/rheinmetall-ceo-says-2021-has-been-record-year-wirtschaftswoche-2022-01-27/
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