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スペインの洪水震源地パイポルタは、すべてが破壊された

AP通信は2024年11月03日に、スペインのパイポルタで起こった洪水は、「すべてを崩壊した。」と報告した。

スペインの洪水震源地パイポルタ(PAIPORTA, Spain)の緯度、経度。
39°25'38.8"N 0°25'06.3"W
または、
39.427447, -0.418408

圧倒的な水の壁がパイポルタを襲い、人口3万人のバレンシア市をスペイン史上最悪の自然災害の震源地パイポルタをすべてが破壊し、変えた。

パイポルタで半世紀にわたって運営していた保育園の水位が頭より上だったとシャビ・ポンス(Xavi Pons)はAP通信に言い、泥が膝の高さまで達した場所を指さし、「私たちはすべてを失いました」と語った。

サトウキビが襲った

さらに、「私は生まれてからずっとここに住んでいます。こんなことはかつてなかったし、誰もそんなことになるとは想像もしていませんでした」「パイポルタ全体がこんな状態です。すべてが廃墟です。」とシャビ・ポンスは語ったと報告した。

当局によると、火曜日と水曜日にスペインで発生した突発洪水による死者213人のうち、パイポルタでは少なくとも62人が死亡した。死者の大半はバレンシア東部で発生し、地元メディアはパイポルタを洪水の「震源地」と呼んでいる。

津波のような洪水がバレンシア市南部郊外を襲い、多くの地域を粘り気のある厚い泥で覆ってから4日が経過した。今後の清掃作業は依然として膨大で、遺体の捜索は続いている。

パイポルタの多くの通りは、水浸しの家具や家庭用品、無数の壊れた車が積み重なり、ブルドーザー以外の車両が通行できない状態が続いている。

すべての足が泥で覆われている。これらの通りを歩くことが沼地を歩くハイキングであるかのように、足元を安定させるために棒を振り回す人もいる。

学校教師のリディア・ヒメネス(Lidia Giménez)は、普段は水のない町を隔てる運河「バランコ・デル・ポヨ(Barranco del Poyo)」が、15分もしないうちに完全に水が溜まってあふれかえる様子を、2階のアパートから見ていた。彼女は洪水後の状況を「爆弾のない戦場(a battlefield without bombs)」と呼んだ。

そして、パイポルタには一滴の雨も降らずに起こった。

つまり何が起こったのか理解しないまま泥水に流され、口から泥水が流れ込み、多くの人が何が起こったのかを理解しないまま死んでいった。

また、水と一緒に大木までが流れ、駐車してあった車も流され、武器になって、多くの人を襲った。

無数の車が人を襲った
墓地も襲った

https://apnews.com/article/flash-floods-spain-valencia-f52e40c9fdf2af44814617948afdb920
https://apnews.com/article/flash-floods-spain-valencia-climate-change-what-to-know-f942142b82de24f5b4a18867bc32ae00
https://apnews.com/article/spain-valencia-flooding-rain-climate-change-c77c6b49272420eea1d6324dd3016823
https://apnews.com/world-news/floods-spain-general-news-e30d372aef7104e2c063d597d074ca79
https://apnews.com/article/spain-floods-what-went-wrong-33e385a9328f4040cb550441ffc85902
https://apnews.com/article/flash-floods-spain-valencia-climate-change-c49df08e233b3f791ed27921acdbb752

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