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VWの北米事業トップに、米国の新興EVメーカー「Rivian」のCOOを迎え入れる

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年11月21日に、ドイツの自動車大手VW(VolksWagen/フォルクスワーゲン)は2024年11月19日に、北米事業のCEO(Chief Executive Officer/最高経営責任者)に米国の新興EV(Electric Vehicle/電気自動車)メーカー、リビアン・オートモーティブ社(Rivian Automotive, Inc.)のケル・グルーナー(Kjell Gruner)COO(Chief Operating Officerの/最高商務責任者)を迎え入れると発表した。現職のパブロ・ディ・シ氏の辞職を受けた動きで、2024年12月12日付で就任する。

グルーナーはVWの高級スポーツカー部門ポルシェ(Porsche)やドイツの自動車大手メルセデス・ベンツ・グループ(Mercedes-Benz Group/旧ダイムラー/Former Daimler)での要職を経て、2010年にポルシェのCOOに抜てきされた。2020年からはポルシェの北米事業のCEOを務め、2023年9月にリビアンに引き抜かれている。

VWとリビアンは、次世代EVや車載用ソフトウエア開発に向けて折半出資の合弁会社を設立する予定で、VWはリビアンにUS$8億の追加出資を行うことを決めている。VWは2027年に、リビアンの技術とソフトウエアを搭載する最初のモデルを市場投入する計画だという。

VWは中国での販売不振を受け、北米事業の再強化を進めている。2030年までに、中核ブランドの世界販売に占める北米市場の割合を現行の10%から20%に引き上げる考だという。ただ、米国の次期大統領に就任するトランプ(Trump)は輸入車に追加関税を課す方針を示しており、EV需要の今後の動向も不透明な中で、先行きには暗雲が漂っている。

ただし、生産を米国に一部移すことで、抜け出せる可能性がある。

問題はテスラ(Tesla)どう戦うかである。

これからの自動車メーカーは、どこでも戦争である。

https://europe.nna.jp/news/show/2730693
https://www.reuters.com/business/autos-transportation/volkswagen-appoints-former-rivian-executive-head-american-business-2024-11-19/
https://rivian.com
https://www.thetruthaboutcars.com/cars/news-blog/kjell-gruner-to-replace-pablo-di-si-as-vw-america-s-ceo-44510374
https://www.journalsaint-francois.ca/rivian-volkswagen-accord-electrification/
https://www.instagram.com/elev8.earnings/p/C8riSCYtXYm/

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