見出し画像

新型コロナウイルスの長期化の原因?セロトニンのレベルが低下化学変化の結果?!

米国の噂のチャンネル新聞「ニューヨークポスト(New York Post)」は2023年10月16日に、世界は新型コロナウイルスの感染者が季節的に再び急増する可能性に直面しているが、医療専門家らは依然として新型コロナウイルスの長期化の原因について思案していると報告した。

この謎の病気は、新型コロナウイルス感染症が治まった後も長期間にわたって疲労、性欲の喪失、嗅覚と味覚の喪失、胸痛、慢性的な咳などのさまざまな症状を引き起こす。

科学者たちはまだ、長期にわたる約200種類のさまざまな症状を総称する用語として使われる「新型コロナウイルス感染症(causes long COVID)」の原因を正確にはわかっていない。

しかし、ペンシルバニア大学(University of Pennsylvania)の研究者らは、気分、記憶、睡眠、消化、血液凝固、性的欲求に影響を与える神経伝達物質であるセロトニン(serotonin)のレベルの低下が、長引く症状を説明する可能性があると示唆した。

10%から30%の人が、コロナウイルス感染症から回復した後、何らかの形で長期にわたる新型コロナウイルス感染症を経験していると推定されており、このリスクはパンデミック初期に比べて若干低下している。

セロトニンが果たす可能性のある役割を調査するために、研究者らは、感染後最長22か月にわたる長期間、新型コロナウイルス感染症を経験していた58人の患者の血液を分析した。

長期にわたる新型コロナウイルスの症状には、疲労、性欲の喪失、嗅覚と味覚の喪失、胸痛、慢性的な咳などが含まれる場合がある。

これらの結果は、新型コロナウイルス感染症後の症状のない30人およびコロナウイルス感染の初期段階であった患者60人の結果と比較された。

彼らの分析により、コロナウイルス感染直後にセロトニンのレベルが変化することが明らかになり、これは他のウイルス感染後にも起こる。 しかし、新型コロナウイルスの感染期間が長い人では、感染前のレベルに回復しなかった唯一の分子がセロトニンだった。

セロトニンのレベルが低下すると、身体と脳の間で信号を伝達する迷走神経系が混乱する。

セロトニンは短期記憶に役割を果たしており、研究者らは、セロトニンの減少が、新型コロナウイルス感染症の長期罹患者を悩ませる記憶障害やその他の認知問題を引き起こす可能性があると提案した。

「誰もがセロトニン経路で困難を経験するわけではないとしても、少なくとも一部の人はこの経路を活性化する治療に反応する可能性があります」と、この研究の筆頭著者であり、ペレルマン大学医学部助教授のクリストフ・タイス博士(Dr. Christoph Thaiss, a lead author of the study and assistant professor at the Perelman School of Medicine at the University of Pennsylvania)は述べた。 ペンシルベニア州でニューヨーク・タイムズに語った。

消化管で示されているセロトニンレベルの低下は、長期にわたる新型コロナウイルスの症状の一部を説明している可能性がある。

セロトニンレベルの低下が新型コロナウイルス感染症の長期化の原因であるならば、セロトニンレベルを高めることが効果があるのではないかと期待する研究者もいる。

この目的を達成するために、プロザック(Prozac)あるいはサラフェム(Sarafem)というブランド名のSSRI(Selective Serotonin Reuptake Inhibitor/選択的セロトニン再取り込み阻害剤)であるフルオキセチン(fluoxetine)をテストする臨床試験を計画している。この試験は、長引く新型コロナウイルスの謎を解明するために現在進行中の他の試験に加わることになる。

プロザック(Prozac)あるいはサラフェム(Sarafem)というブランド名のSSRI(Selective Serotonin Reuptake Inhibitor/選択的セロトニン再取り込み阻害剤)であるフルオキセチン(fluoxetine)

フルオキセチンとは、様々な精神障害、特にうつ病に処方される医療用医薬品である。
フルオキセチンは、うつ病、月経前不快気分障害(重度の月経前症候群)、強迫性障害、パニック障 害および神経性過食症の治療に使用される。

これはコロナの後遺症に苦しんでいる人にとって、楽しみな臨床試験と言える。しかし、結果が出る前の判断は危険である。

実は、最近、半年ぶりに会った人で数人、人相がおきく変わった人がいる。本人に聞くのは難しいが、コロナの後遺症に苦しんでいるのではないだろうか?

https://nypost.com/2023/10/16/long-covid-could-be-result-of-this-chemical-shift-upenn-study/
https://www.ei-navi.jp/dictionary/content/fluoxetine/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?