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ドイツのジーメンス、2022年第4四半期は予想上回る増益。



ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年11月18日に、ドイツの総合電機大手ジーメンス(Siemens AG)は2022年11月17日に、強い需要に支えられ、市場予想を上回る増益となり、2022年第4四半期(07~09月)の純利益が€29億1,300万と、前年同期比2.2倍になったと発表した。

売上高は18%増の€205億7,300万ユーロ。DI(Digital Industries/デジタル・インダストリーズ)部門は25%、SI(Smart Infrastructure/スマート・インフラストラクチャー)部門は23%それぞれ伸びた。鉄道などを手がけるモビリティー部門は7%増え、医療機器子会社シーメンス・ヘルシニアーズは16%のプラスを確保した。

受注高は全体で€218億1,700万と14%拡大。DI部門が前年を9%上回り、SI部門も28%拡大した。シーメンス・ヘルシニアーズ(Siemens Healthineers)は20%増えた。半面、モビリティー(Mobilities)部門は7%減った。

産業向け事業の利益は38%増の31億5,900。同事業の利益率は16.2%と、1年前から2.2ポイント上昇した。

2022年9月通期の純利益は€43億9,200万となり、前期比34%減少した。
売上高は16%増の€719億7,700万だった。
産業向け事業の利益は17%増の€102億7,700万。同事業の利益率は15.1%と、1年前から0.1ポイント上向いた。

シーメンスは、2022/23年度の増収率について実質6~9%になると予想している。

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