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ドイツのショルツ首相、関係強化でアフリカ初歴訪。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年05月24日に、ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は2022年05月22日に、ロシアによるウクライナ侵攻で国際情勢が不安定な中、エネルギー問題や安全保障政策などで関係強化を図る狙いなど、3日間でセネガル(Senegal)とニジェール(Niger)、南アフリカ(South Africa)の3カ国を訪問する予定で、首相就任後初となるアフリカ歴訪を開始したと報告した。

ヨーロッパとアフリカの関係は、日本とオーストラリアに似て、南北に位置しているので、時間差も少なく、移動が容易である。

しかし、ドイツの大学で、アフリカの女性が民族衣装で現れた時は、さすがにアフリカから遠い国の人間として、自覚した。

https://time-az.com/main/detail/76928

ショルツ首相はまず、今年のAU(African Union/アフリカ連合)の議長国セネガルを訪問し、同国のマッキー・サル大統領(Senegalese President, Macky Sall)と会談。米CNNテレビによると、両者はウクライナ紛争に端を発するエネルギーや食料価格の高騰などを巡り協議した。

セネガルには数十億立方メートル規模のガスが埋蔵しているとみられ、同国とのガス採掘や液化天然ガス(LNG)生産における連携について、ショルツ首相は「集中的に追及する価値のある事項」と強調。交渉の進展は「両国の共通利益だ。」と述べた。

サル大統領は、国内のLNG生産量は2023年には計250万トン、30年までに1,000万トンに達する可能性があると説明した。その上で、ヨーロッパ市場へのLNG輸出に向けて協働する準備があると表明した。

併せてショルツ首相は、安全保障について「ウクライナ紛争が新たな火種とならないよう、われわれは断固とした行動を取る必要がある」として、国際的ルールに基づく秩序順守を呼び掛けた。

ショルツ首相は2022年05月23日にニジェールを訪問。その翌日の2022年05月24日に南アフリカを訪れ、3日間の外遊を終えることになっている。

しかし、このようなニュースを見ると、ドイツはかなり困っていると感じる。

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