「世界湿地の日」に、ACBは、ASEAN域外での湿地保護を要請。

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カンボジアの新聞「プノンペン・ポスト(The Phnom Penh Post)」は2022年02月08日に、ACB(ASEAN Centre for Biodiversity/生物多様性アセアンセンター)は、カンボジア環境省(Cambodian Ministry of Environment)が湿地に影響を与える違法行為を抑制するよう当局に求めたことを受け、ASEAN加盟国およびそれ以外の国での湿地の保全と復元を呼びかけた。

2022年02月02日の「世界湿地の日(World Wetlands Day)」を記念して、ACB常務理事のテレサ・ムンディタ・リム(ACB executive director Theresa Mundita Lim)は、ACBはこの祝典と世界中の湿地の保護を求める声に参加する、と述べた。

https://time-az.com/main/detail/76180

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今年のテーマである「人と自然のための湿地活動(Wetlands Action for People and Nature)」は、ASEANの人々の健康と生活を維持するための湿地の重要性を強調しています。」と、彼女は報道発表で述べた。

彼女は、世界の10億人以上の人々が、灌漑稲作、水の供給、エネルギー調達、観光などの貴重な経済活動のために湿地に依存していることを指摘した。また、湿地は気候変動に対する解決策としても重要な役割を担っている。

健全な泥炭湿地は独自の炭素貯蔵機能で、世界の森林の2倍の炭素貯蔵能力を持ち、大気中に放出されるのを防ぐことができると述べた。劣化した湿地では、泥炭が破壊されると大量の炭素が排出され、温室効果ガス排出の一因となる。

「湿地がもたらす多くの恩恵により、社会全体の行動がより一層緊急性を帯びてきています。健全でよく管理された湿地を確保するためには、さまざまなステークホルダーの関与が必要です。この『世界湿地の日』のタイムリーな祝賀は、湿地の劣化と生物多様性の損失を抑制するために必要な緊急の集団行動を思い起こさせます。」と、彼女は付け加えました。

カンボジアの環境省のスポークスマンであるネット・フェークトラ(Neth Pheaktra)は、カンボジアを含む世界中の多くの湿地が、土地利用問題、水流の転換、住宅建設、農業侵食、森林火災、伐採や狩猟などの違法行為のために失われ、他の多くが脅威にさらされていると「プノンペン・ポスト」に述べた。

バンテアイ・ミアンチェイ州のポイ・チャー・コミューンにあるアン・トラパン・トゥモール野生動物保護区(the Ang Trapeang Thmor Wildlife Sanctuary in Banteay Meanchey province’s Poy Char commune)は、そこの土地の無許可使用、農業のための国有地の侵食、湿地の保護・保全の努力に悪影響を及ぼす「一握りの悪人」による鹿や他の野生動物の密猟によって大きな被害を受けたと述べた。

「アン・トラパン・トゥモールの天然資源をこれ以上失わないために、これらの湿地帯が違法行為によって破壊されるのを防ぎ、保護することにもっと力を注ぐよう、あらゆるレベルの当局に要請します」とネット・フェークトラは述べた。

「また、カンボジアの環境悪化の問題を解決するために、私たちの貴重な自然遺産と環境を保護するための恒久的かつ持続可能な手段を考え出すための政府の継続的な努力によって、王国内の他の多くの湿地の保護と保全の改善と成功に拍手を送りたいのです。私たちはそれができると信じていますし、そうするつもりです。」と述べた。

川イルカも。カンボジアから消えてしまった。次は、何が消えるのか?

実は、新宿追分から一里塚であった笹塚の肉まんで有名な中村屋が、戦後すぐにできた旧本社工場を壊して100mの高さのビルを作るという。

戦後すぐにできた笹塚最古の不動産屋「福屋不動産」のお姉さんは、旧本社工場ができる前から知っている貴重な人だが、旧本社工場は湿地帯にできたという。

私は以前から、中村屋の土地に、小ぶりの菖や杜若が自生していたので、数年前から育ててみたいと思っていた。

多分、江戸時代から自生していたのだろう。

新宿から京王線で一つ目の駅近くにあった湿地帯に、江戸時代から自生していたと考えられる菖や杜若を残すように訴えたが、中村屋は、今度作る100mの高さのビルを文科事業だというが、こんな貴重なものを壊して、文化事業などと言わないで欲しい。

私は、ドイツのマインツにある大学で、書誌学を研究すると同時に、都市開発文化も研究し、フランクフルト駅前開発やスイスの首都ベルンの駅開発で発掘されたローマ時代の水道をどう残したかなどを調べたことがあり、今回も是非。

江戸時代から自生していたと考えられる菖や杜若を残して欲しいと考えている。

言葉だけの文化ではない。そこにある文化こそが大切なのである。

昔は、この沼地帯に一杯菖や杜若が咲き誇っていたことだろう。

今、旧建物を壊しているが、一緒に江戸時代から自生していたと考えられる菖や杜若を破壊してしまいそうである。

その瞬間。今回の建築から、文化という言葉が消える。

湿地であった中村屋の旧本社工場の緯度、経度。
35°40'27.1"N 139°40'13.9"E
または、
35.674194, 139.670522

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