ガス禁輸は、ロシアに大きな打撃を与えることになる。

ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)のマティアス・ブラント(Mathias Brandt)は2022年02月24日に、ロシアのウクライナ攻撃は、EUのさらなる制裁をもたらすだろうと報告した。

https://time-az.com/main/detail/76317

これまでに決定された内容は、EC(European Commission/欧州委員会)のホームページ「EU-Sanktionen(EU sanctions)」で読むことができる。

IfW Kiel(Instituts für Weltwirtschaft Kiel/キール世界経済研究所)が現在行っている計算では、欧米がどのような貿易制裁を行えばロシア経済に最も大きな打撃を与えることになるかが示されている。この試算によると、天然ガスの貿易禁止が最も深刻な影響を与えることになる。
IfW Kielは、このような禁輸措置がもたらす影響を、国内総生産の約3％と見積もっている。石油との貿易を停止すれば、経済生産は1.2％縮小する。

当研究所の計算では、「欧米の同盟国が各製品群の輸出入を完全に停止した場合」を想定している。ガスや石油の禁輸はロシアにとって痛手となるが、ドイツやEUへの悪影響は最小限にとどまると分析している。
IfW Kielの貿易研究者であるヘンドリック・マールカウ(Hendrik Mahlkow)は、「我々の試算はあくまで例証であるが、貿易禁止による中期的な経済的影響は、西側同盟国よりもロシアに大きく影響することは明らかだ」と言う。

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