世界中で、クルージングが気候危機の観点から、大きな問題になっている。
世界最大の統計調査データプラットフォームでドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHは2022年08月24日に、データ・ジャーナリスト(data Journalist)のフローリアン・ツァント(Florian Zandt)の報告として、マティアス・ブラント(Mathias Brandt)、マティアス・ヤンソン(Matthias Janson)の報告と共に「気候危機のクルージングは、許されない。」という特集を組んでいる。
なぜなら、ほとんどのクルーザーの燃料は重油で、ドイツの連邦環境庁(Umweltbundesamts)によると、例えば7日間のクルーズでは、乗船者1人当たり約1.9トンのCO2が排出される。
また、NDRの計算(NDR-Berechnungen)によると、クルーズ船は10時間の待ち時間に平均45,000キロワット時を消費している。
DesignTAXIは2023年06月09日に、アレクサ・ヒー(Alexa Heah)による「Zero-Emissions Electric Cruise Ship Will Set Out To Sea With Giant Solar Sails(ゼロエミッションの電気クルーズ船、巨大なソーラーセイルで出航)」という特集を報告した。
2030年にフッティルーテンのノルウェー(Hurtigruten Norway)クルーズに参加する人は、ゼロエミッションの電気船で旅をすることになるかもしれないという。この船には、巨大な開閉式の帆があり、ソーラーパネルがたくさん備え付けられている。
米国のCNNによると、この控えめな客船は現在、オスロから北極圏までのノルウェー沿岸を航行する8隻の船隊しか持っていない。しかし、CEOのヘッダ・フェリン(Hedda Felin)は、「Sea Zero」と名付けられたこのエキサイティングなイノベーションが、「海事産業全体」にインスピレーションを与えることになると期待している。
現在のクルーザーの数からすると、成功すれば、巨額になる可能性を含んでいる。
さらに、クルーザーだけではない。フェリーから輸送船全般になる。
このユニークな外観の船は、同社が12の海事パートナーや研究機関SINTEFとともに開発中のもので、おそらく60メガワットのバッテリーで稼働することになる。
ノルウェーの送電網の98%がクリーン電力を使用しているため、エネルギー供給は港で再生可能エネルギーを使って充電することができる。
しかし、それだけでは当然不十分で、多くの補足開発が求められる。
このバッテリーの航続距離は300〜350海里と推定されており、11日間の往復で7〜8回の停泊と充電が必要ということになる。
電力供給に加えて、Sea Zeroは甲板から最大50mまで上昇する格納式巨大帆を誇り、橋の下をくぐるために下げたり、風を受けるために角度を変えたり、それぞれの帆を独立して調整することができるのが大きな特徴である。
つまり、ヨットである。
さらに注目すべきは、この帆に1,500平方m(16,146平方フィート)のソーラーパネルが取り付けられていて、海上を航行しながら船のバッテリーを充電することができる。乗客は、船の側面を覗き込むことで、現在のバッテリー残量を確認することができるという楽しみもある。
昔、私にはクルージングで世界一周することを約束した女性がいた。
今、彼女がどうしているかは知らない。
https://designtaxi.com/news/423812/Zero-Emissions-Electric-Cruise-Ship-Will-Set-Out-To-Sea-With-Giant-Solar-Sails/
https://press.hurtigruten.com/pressreleases/hurtigruten-norway-unveils-its-first-zero-emission-cruise-ship-worlds-most-energy-efficient-cruise-vessel-3257567
https://edition.cnn.com/travel/article/hurtigruten-norway-zero-emission-cruise-ship-climate-c2e-spc-intl/index.html
https://www.electrive.com/2023/06/08/hurtigruten-norway-introduces-electric-cruise-ship/
2022年09月19日---独占|香港からのクルーズ再開計画を断念する可能性がある。
2022年08月27日---気候危機のクルージングは、許されない。
2023年04月04日---フィンランドはクルーズが大好き
https://note.com/digicreatorito/n/na12ff6fc0f8e
https://note.com/digicreatorito/n/n30bc94852bbc
https://note.com/digicreatorito/n/n6a29328e208d
https://de.statista.com/infografik/28069/klimafreundlichkeit-ausgewaehlter-kreuzschifffahrtsreedereien-nach-punkten/
https://www.nabu.de/umwelt-und-ressourcen/verkehr/schifffahrt/kreuzschifffahrt/32650.html
https://www.nabu.de/imperia/md/content/nabude/klimaschutz/211105_hintergrundpapier_klimaanpassung_final.pdf
https://www.bild.de/reise/kreuzfahrten/kreuzfahrten/nabu-veroeffentlicht-ranking-2018-umweltfreundlichstes-schiff-kommt-aus-deutschl-56779576.bild.html
https://de.statista.com/themen/593/kreuzfahrt/
https://www.ndr.de/fernsehen/sendungen/panorama3/Neue-Staatshilfen-fuer-Kreuzfahrtschiffe,kreuzfahrt698.html
WEITERE INTERESSANTE THEMEN
https://de.statista.com/themen/7993/klimawandel-in-deutschland/*Link zu Klimawandel in Deutschland Themenseite(ドイツの気候変動」トピックページへのリンク)
https://de.statista.com/themen/73/wetter/*Link zu Wetter Themenseite(天気予報のトピックページへのリンク)
https://de.statista.com/themen/551/naturkatastrophen/*Link zu Naturkatastrophen Themenseite(自然災害のトピックページへのリンク)
https://de.statista.com/themen/2442/treibhausgasemissionen/*Link zu Treibhausgasemissionen Themenseite(温室効果ガス排出量トピックページへのリンク)
https://de.statista.com/themen/53/umwelt/*Link zu Umwelt Themenseite(環境トピックページへのリンク)
https://de.statista.com/themen/3519/natur-und-umweltschutz/*Link zu Natur- und Umweltschutz Themenseite(自然保護と環境保全のトピックページへのリンク)
https://de.statista.com/themen/109/nachhaltigkeit/*Link zu Nachhaltigkeit Themenseite(サステナビリティのトピックページへのリンク)
https://de.statista.com/themen/4514/artenvielfalt/*Link zu Artenvielfalt Themenseite(生物多様性トピックページへのリンク)