国営モバイル・マネー「Telebirr」の利用者数が100万人を突破。
携帯電話の世界標準になったヨーロッパのGSMAが、最新情報を配信している「Mobile World Live」は2021年05月26日に、Quartz AfricaはEthio Telecom社のモバイルマネーサービス「Telebirr」の顧客数が、サービス開始からわずか2週間で100万人を突破したと、封じたと報告した。
このニュースは、2週間前にアビー・アーメッド(Abiy Ahmed)首相が出席したイベントでサービスを開始したエチオピアの国営携帯電話事業者Ethio Telecom(エチオ・テレコム)社から直接発表されたものである。
https://time-az.com/main/detail/74493
エチオピアにおけるモバイル・マネー・サービスの大きな可能性は、GSMAと世界銀行(World Bank)によって以前から指摘されていた。
また、エチオピアのモバイル・マネー・サービスに参入する企業のニュースは、以前から話題になっていた。
2018年に発表された世界のモバイル・マネー普及に関する報告書の中で、GSMAはエチオピアをアフリカの「眠れる巨人」の一つとしている。
Telebirr社の迅速な導入に関する詳細は、エチオピア当局が長期にわたる入札プロセスを経て、国内初の携帯電話免許を民間企業に授与した数日後に発表された。
エチオピアの携帯電話事業者は、Safaricom社を筆頭に、Vodafone社、Vodacom社、およびそのファイナンスパートナーで構成されるGlobal Partnership for Ethiopiaというコンソーシアムを組んでいる。
実は、Safaricom社を筆頭にした、Vodafone社、Vodacom社、およびそのファイナンスパートナーの実態は、1枚岩である。
Safaricom社は2021年05月26日にライセンスを確保した後、国営会社Ethio Telcomへの出資を中止した。
Safaricom社とVodacom社は姉妹会社で、共にVodafone社の子会社である。
さらにそのファイナンスパートナーは、上記3社で設立した。
このコンソーシアムは当初、ライバルとなるモバイル・マネー・サービスを開始することができない。
とんでもないルールである。
しかし、これがアフリカ!
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