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イギリス経済も、石油・ガス企業への増税が裏目!£130億縮小

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年09月03日に、イギリスの業界団体OEUK(Offshore Energies UK/オフショア・エナジーズUK)は2024年09月02日に、政府が石油・ガス企業に対する増税に踏み切れば、イギリス経済は2025~29年に約£130億縮小するとの試算を明らかにした。投資の激減が見込まれるためで、長期的には石油・ガスの生産量の落ち込みにより歳入が120億ポンド減少するとしている。

政府は2024年07月末、石油・ガス企業の利益に対する超過利潤税の税率を現行の35%から38%に引き上げると発表した。2024年11月01日から実施する予定で、石油・ガスの上流事業への基準税率は75%から78%に上昇する。また、超過利潤税の適用期限を2029年03月末から2030年03月末に延長するほか、超過利潤税での29%の投資控除も撤廃する。

OEUKは、これらの増税がすべて実施されれば、2025~2029年のイギリス領北海での投資は現在計画されている£141億から£23億に激減すると予想した。これにより、約3万5,000人の雇用に影響が及ぶという。

また、税収は一時的には増えるものの、2027年以降は減少に転じるとの見方を示した。

OEUKの最高経営責任者(CEO)デービッド・ホワイトハウス(David Whitehouse - Offshore Energies UK)は、「イギリスの石油・ガス企業は過去2年以上にわたり、通常の企業の約3倍の税負担を強いられている」と指摘。政府に対し、これらのデータを踏まえた上で、2024年10月30日に発表する秋季予算案を見直すよう求めている。

イギリス領北海での石油・ガスの生産量は、2000年代初めの日量440万バレルから130万バレルまで落ち込んでいる。

https://oeuk.org.uk/oeuk-releases-data-showing-impact-of-governments-oil-and-gas-tax-changes-on-sectors-contribution-to-uk-economic-growth/
https://europe.nna.jp/news/show/2700799
https://oeuk.org.uk/offshore-energies-uk-welcomes-renewable-energy-boost-for-prospective-windfarm-developers/
https://oeuk.org.uk/who-we-are/our-people/

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