IMFの「今週のチャート(Chart Of The Week)」

IMF(International Monetary Fund/国際通貨基金)が定期的に公開している「IMF Blog」で2022年10月19日に、「Chart Of The Week」で、最新の世界経済成長予測を公開し、各経済が直面する課題を示していると報告した。

世界経済の減速は広範囲に及び、多くの経済が縮小する見通しで、先行きは依然不透明である。

先週発表されたIMFの世界経済見通し(The IMF’s World Economic Outlook)では、世界経済の成長率は2022年の3.2%から2023年は2.7%に減速すると予測されている。

2022年の予測は07月の前回予測から変更されていないが、2023年の予測は0.2％ポイント引き下げられた。

世界的な減速は広範囲に及び、2023年の予測は2021年の6%拡大の半分以下となる。世界経済の約3分の1を占める国々は、今年または2023年のGDP(Gross Domestic Product/実質国内総生産）が4分の2縮小すると推定される。

また、見通しは不確実性に富んでいる。2023年の世界経済の成長率が2％を下回る可能性は4分の1、1％を下回る可能性は10％から15％と推定している。

IMFの「今週のチャート(Chart Of The Week)」では、最新の評価で示されたすべてのGDP予測をまとめている。各経済指標をクリックすると、予測値が表示される。スライダーを動かすと、過去のデータまたは将来の予測が表示される。