大谷翔平選手の元通訳水原一平が、賭博事件で有罪を認めた。
AP通信は2024年05月09日に、ロサンゼルス・ドジャースのスター大谷翔平選手(Los Angeles Dodgers star Shohei Ohtani)の元通訳者(former interpreter)が、検察が主張するスポーツ賭博事件で、借金返済のために日本人野球選手から約US$1700万(約26億4,516万円)を盗んだと銀行詐欺と脱税の罪で有罪を認めることに同意したと連邦検察(federal prosecutors)が2024年05月08日水曜日に発表したと報告した。
水原一平をめぐるスキャンダルは、2024年03月にニュースが流れた。
米司法省(U.S. Justice Department)は、水原被告が銀行詐欺1件と虚偽の納税申告書の提出1件で有罪を認めると発表した。銀行詐欺罪では懲役最長30年の連邦刑務所、虚偽納税申告罪では懲役最長3年の連邦刑務所。
アメリカの連邦刑務所の設備と環境は知らないが、厳しいことだろう。
司法取引によると、水原は大谷に対し総額US$1700万(約26億4,516万円)近くの賠償金を支払うほか、IRS(Inland Revenue Service/内国歳入庁)にUS$100万(約1億5,557万6500円)以上の罰金を支払う必要があるという。
円安だから、気が遠くなる。
ただし、これらの金額は判決前に変更される可能性がある。
検察によれば、水原被告は今後数週間以内に有罪答弁に入り、2024年05月14日に罪状認否が行われる予定だという。
マーティン・エストラーダ連邦検事(United States Attorney Martin Estrada)は声明で「この被告の欺瞞と窃盗の程度は甚大である」「彼は信頼されている立場を利用して大谷氏を利用し、危険なギャンブル習慣を煽った。」と述べた。
ただし、そのような危険な賭博を取り締まる動きはないようだ。
司法取引によると、水原容疑者は2018年に大谷選手の銀行口座開設を手助けし、2021年からその口座から金を盗み始めたという。
ある時点で、水原は、バックが電信送金を確認しようとしているときに、大谷ではなく自分に直接電話がかかるように、それに関連するセキュリティプロトコル、電子メール、電話番号を請求した。 協定によると、水原容疑者は大谷になりすまして約24回銀行に出向いた。
水原はまた、所得をUS$400万以上過少申告することで2022年の納税申告書を改ざんしたことを認めた。
水原の弁護士マイケル・G・フリードマン(Mizuhara’s attorney, Michael G. Freedman)は2024年05月08日水曜日に、この取引についてコメントしなかった。
大谷選手が水原選手の賭博に関与したり、それを認識していたりする証拠はなく、同選手は捜査に協力していると当局が発表した。
バイナンスの事件同様。このまま知らぬ、存ぜぬで通過すべきである。
ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)とESPNは3月下旬に訴追のニュースを報じ、ドジャースは通訳を解雇し、MLBは独自の調査を開始した。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(Dodgers manager Dave Roberts)は2024年05月08日水曜日に、司法取引についてはコメントしないと述べ、「状況がより収束することを願うばかりだ」と付け加えた。
MLBの規則では、たとえ合法的であっても、選手やチーム従業員が野球に賭けることは禁じられている。
MLBはまた、違法ブックメーカーやオフショアブックメーカーによる他のスポーツへの賭けも禁止している。
つまり、違法ブックメーカーやオフショアブックメーカーが存在していることをAP通信も認識していると言うことだろう。
水原は口語的に「署名債(signature bond)」として知られるUS$2万5000の無担保債券(free on an unsecured)で自由になったが、これは自由になるために現金や担保を差し入れる必要がなかったことを意味する。 ギャンブル依存症の治療を受ける義務を含む保証金の条件に違反した場合、US$2万5000の賠償金を課されることになる。
2024年05月01日---バイナンスの創業者チャンポン・ジャオ被告、禁錮4カ月。