VW。IGメタルとの第2回団交、工場閉鎖撤回に含み、賃金10%カットを提示。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年11月01日に、国内工場の一部閉鎖を計画しているドイツの自動車大手VW(VolksWagen/フォルクスワーゲン)は2024年10月30日に、ドイツ最大の労働組合である金属産業労組IGメタル(IG Metall)との第2回団体交渉に臨んだ。

団交は賃金を巡るもので、VWは、給与の10%カットといった人件費削減計画を労組に提示した。
労組は拒否の姿勢を崩さなかった。

ARD(Arbeitsgemeinschaft der öffentlich-rechtlichen Rundfunkanstalten der Bundesrepublik Deutschland/ドイツ公共放送連盟)によると、VWの交渉担当者は「競争力を維持するには、早急に人件費を削減する必要がある」と語り、特別手当の廃止にも言及した。

VWは10月下旬、国内で少なくとも3工場を閉鎖し、数万人を削減する計画を明らかにしている。交渉担当者は、「経費削減のための解決策で合意に至った場合には、立地と雇用の維持の見通しについての議論も想像できる」と述べ、工場閉鎖計画の撤回に含みを持たせた。第3回交渉は11月21日の予定。

経営側の判断ミスで始まったことで、まだ交渉が始まったたばかりである。

VWが倒産か解散かまでいかないと、良心的にはならないことだろう。

2024年10月28日---ドイツの自動車大手VWは、労働組合に再編計画を提示。

https://europe.nna.jp/news/show/2723261
https://www.volkswagen-group.com/en/press-releases/collective-bargaining-volkswagen-looks-to-employees-to-help-safeguard-its-future-18804
https://www.reuters.com/business/autos-transportation/vw-workers-face-off-second-round-talks-over-pay-plants-2024-10-30/
https://www.reuters.com/business/autos-transportation/volkswagen-calls-10-pay-cuts-2024-10-30/