イギリス政府、再生エネ支援で前政権計画から£5億増額。
ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2024年08月01日に、イギリス政府は2024年07月31日、再生可能エネルギー発電のCfD(Contract for Difference/差額決済契約)に投じる予算を£15億5,500万に引き上げると発表した。
保守党前政権の計画から約£5億ポンド増やすことになる。
予算のうち£11億は洋上風力発電、£1億8,500万は陸上風力発電や太陽光発電などの既存技術に振り向ける。また、浮体式洋上風力発電や潮力発電といった新興の技術には、£2億7,000万を支援する。
CFDは再生可能エネルギー発電プロジェクトに対し、電力市場価格が一定水準を下回った場合に差額を保証する制度で、対象となるプロジェクトは入札で選ばれる。政府はは2024年08月に第6ラウンドとなる入札を予定しており、は2024年09月に結果を発表する。第6ラウンドの支援額は、2023年に行われた第5ラウンドの7倍となる。
また、第5ラウンドの入札では差額保証の基準価格を引き下げたため、洋上風力発電プロジェクトでは応札がなかった。このため、今回の入札では基準価格を大幅に引き上げている。
Secretary of State for Energy Security and Net Zero(エネルギー安全保障・ネットゼロ担当大臣): Ed Miliband(エド・ミリバンド)は、予算増額について、「イギリスはグリーン技術の世界的リーダーとしての地位を回復する」と説明した。
エネルギーの独立性を高め、消費者を保護すると同時にクリーンエネルギー大国になるために必要なインフラを構築していくと述べた。
https://europe.nna.jp/news/show/2688476
https://x.com/ed_miliband
https://www.gov.uk/government/ministers/secretary-of-state
https://www.gov.uk/government/news/record-breaking-funding-for-clean-energy-in-britain
https://www.gov.uk/government/organisations/department-for-energy-security-and-net-zero
https://www.gov.uk/government/people/michael-shankshttps://www.gov.uk/government/news/record-breaking-funding-for-clean-energy-in-britain
https://www.gov.uk/government/news/new-great-british-energy-partnership-launched-to-turbocharge-energy-independence
https://assets.publishing.service.gov.uk/media/66a235daab418ab055592d27/great-british-energy-founding-statement.pdf