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アップルのiPodを開発したトニー・ファデルが、暗号通貨ウォレットを開発した。

Forbesは2022年12月06日に、スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)が、iPodを開発するのに起用したトニー・ファデル(Tony Fadell)が2010年にアップルを退職し、その後アンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz)の共同創業者のベン・ホロウィッツ(Ben Horowitz)と、リビット・キャピタル(Ribbit capital)の創業者ミッキー・マルカ(Micky Malka)に、ビットコイン(bitcoin)に目を向けるように説得され、ファデルはその後、暗号通貨をメインストリームに押し上げるための方法について考え始めたという。

2021年初頭、暗号通貨のウォレットのメーカーであるLedger社が、彼に新たなウォレットのデザインを依頼した。

Ledger社は2022年12月にパリで開催されたOp3nカンファレンス(Op3n conference in Paris)で、「Ledger Stax」と呼ばれるウォレットを発表した。


「Ledger Stax」で、ユーザーは暗号通貨(cryptocurrencies)やNFT(non-fungible tokens/非可溶性トークン)を管理しながら、キーと呼ばれるプライベートパスワードで資産を完全にコントロールできるようになる。この暗号ウォレットの新機能には、前面と背面をカバーする大型ディスプレイが含まれ、ユーザーは一目で完全な取引を確認できる。統合マグネットにより、同じデバイスで、一方にビットコイン、もう一方にNFTを積み重ねることもでき、バッテリー寿命も1回の充電でLedger Nano Xの8時間に比べ数週間から数か月利用でき、無線充電も実現されている。Staxは、Ledger Liveや今後リリース予定のLedger Connectアプリケーションに接続することができ、ユーザーはトークンの購入や他の分散型プラットフォームへのアクセスが可能になる。

現在のところ、Ledger Nano Xが売られている。

Ledger社のCEO兼会長であるパスカル・ガウシー(Pascal Gauthier)は、「今こそ、より主流のユーザー向けのデバイスが必要だ 。」と述べている。

この新しいウォレットの価格はUS$279で、すでに予約注文が開始され、2023年第1四半期に出荷され、米国のBestBuyなどの一部の小売店で入手可能になると発表されている。Ledger社は、このデバイスとともに、パートナーアーティストのコンテンツへのアクセスなどの特典を解除するNFTを発売する予定だと話している。

https://forbesjapan.com/articles/detail/53354


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