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香港の最高裁判所から2人のイギリス人判事が辞任するという衝撃的な動きがあった。

香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」のジェフィ・ラム(Jeffie Lam)、ロ・ホイーイン(Lo Hoi-ying)、リリアン・チェン(Lilian Cheng)は2024年06月07日に、ローレンス・コリンズ(Lawrence Collins)とジョナサン・サンプション(Jonathan Sumption)は、終審裁判所の非常任判事を辞任したことを認めたことを報告した。

香港の最高裁判所から2人のイギリス人判事が辞任した。そのうちの1人は辞任の理由を香港の「政治情勢(political situation)」としており、法曹界に衝撃を与える政治的爆弾を投下した。

ローレンス・コリンズ判事は「SCMP」への返答で、終審裁判所の非常任判事を辞任した(resigned as a non-permanent judge of the Court of Final Appeal)ことを認めた。

「香港の政治情勢のため辞任したが、裁判所とその裁判官の完全な独立性に引き続き最大限の信頼を置いている(I have resigned … because of the political situation in Hong Kong, but I continue to have the fullest confidence in the court and the total independence of its members,)」とコリンズ判事は木曜日に述べた。

もう1人の判事、ジョナサン・サンプション判事はポスト紙に対し、辞任について来週声明を出すと語った。

司法当局は、非常勤判事2人が行政長官に辞表を提出したことを確認した。最高裁判所長官はまもなく声明を発表するとしている。

政府筋は、辞任を「不幸な出来事」と表現した。

「これらの外国人判事が、複雑な地政学的状況に挟まれているのは明らかだ」と、この筋は述べた。

中国で唯一のコモンロー法管轄区域(common law jurisdiction in China)である香港は、香港のミニ憲法(city’s mini-constitution)である香港基本法に基づき、他地域から判事を採用することが認められている。この伝統は、香港の法治に対する信頼の表れとみなされている。

もうすぐ、香港のメディア界の大物ジミー・ライ・チーイン(Jimmy Lai Chee-ying/黎智英)の判決が出ることになっているが、それが関与していないことを祈る。

大変な時期に、イギリスでは国政選挙を行なっている。

その結果によっては、経済が動き出したばかりの中国が無法国家として世界から孤立する。

https://www.scmp.com/news/hong-kong/law-and-crime/article/3265683/two-british-judges-resign-hong-kongs-top-court-bombshell-move

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