NIH、ファウチ博士の否定にもかかわらず、武漢への米国が資金提供認める。

画像1

米国の新聞「ニューヨークポスト(New York Post)」は2021年10月21日に、NIH(National Institutes of Health /米国国立衛生研究所)は、アンソニー・ファウチ博士(Dr. Anthony Fauci)が議会で何度も「そのようなことはなかった」と主張していたにもかかわらず、中国の武漢研究所でコウモリのコロナウイルスの機能獲得研究に資金を提供していたことを驚くべきことに認めた。

画像2

NIHの幹部は、水曜日にジェームス・コマー下院議員(Rep. James Comer /共和党)に宛てた手紙の中で、ニューヨークを拠点とする非営利団体で、武漢の研究所に米国の資金を流しているエコヘルス・アライアンス(EcoHealth Alliance)が、自分たちが行っている研究について透明性を欠いていると非難した。

画像3

NIHのローレンス・A・タバック(Lawrence A. Tabak)首席副所長は、Eエコヘルス・アライアンス社の「限定的な実験」では、「中国で自然に発生したコウモリコロナウイルスのスパイクタンパク質が、マウスモデルでヒトのACE2受容体に結合できるかどうか」を検証したと書簡に記している。

https://time-az.com/main/detail/75447

画像4

NIHのローレンス・A・タバック首席副所長は、ニューヨークを拠点とする非営利団体が中国で行っている研究について透明性がないと非難した。
タバック首席副所長によると、改変されたウイルスに感染した実験マウスは、改変されていないウイルスを投与されたマウスよりも「病気になった」という。

「科学の世界ではよくあることですが、これは研究者が意図したものではなく、研究の予期せぬ結果でした」とタバック首席副所長は述べていru。

機能獲得型の研究とは、動物から採取したウイルスを実験室で遺伝子改変し、人間に感染しやすくすることである。

NIH関係者のこの発言は、2021年05月と07月に米国が武漢での機能向上プロジェクトに資金提供したことを否定したファウチ博士氏の議会での証言と真っ向から対立するもので、ファウチ博士は、ケンタッキー州のランド・ポール(Rand Paul of Kentucky)をはじめとする共和党議員と何度も衝突しており、機能向上研究について嘘をついていると非難されている。

画像5

ランド・ポール共和党議員は、NIHのレターが発表された後、Twitterで.「『 told you so』では済まされない。」と述べている。

タバック首席副所長は、エコヘルス・アライアンス社はイギリスの科学者ピーター・ダサック(British scientist Peter Daszak)が経営する会社であり、「成長が1対数増加したことを直ちに報告する。」という助成金の条件を遵守していないと述べた。

エコヘルス・アライアンス社は、「成長が1対数増加したことをすぐに報告する」という助成金の条件を守らなかったとしている。、エコヘルス・アライアンス社は、今日から5日以内に、この助成金の下で行われた実験や作業から得られた未発表のデータをすべてNIHに提出するよう通知されています。」とタバック首席副所長は述べている。

これは大変だ!何か出てくる可能性がある。

タバック首席副所長によると、NIHは助成金を承認する前にエコヘルス・アライアンスh社の研究計画を確認していたが、その時点では「パンデミックの可能性のある強化された病原体を含む研究」の定義に当てはまらなかったため、追加審査を受けなかったと主張している。

タバック首席副所長によると、もしエコヘルス・アライアンス社がNIHに増殖を警告していれば、研究計画を再評価すべきかどうかを判断するための審査が行われていただろうとのことである。

彼は、NIHの助成金で研究されたコウモリのコロナウイルスは、「ウイルスの配列が遺伝的に非常に離れている。」ため、COVID-19になることはありえないと主張した。

NIHのローレンス・A・タバック
Lawrence A. Tabakは、米国国立衛生研究所の職員である。
アメリカ国立衛生研究所(National Institutes of Health

最近では、Interceptが入手したドキュメントに、エコヘルス・アライアンス研究について嘘をついていると非難された。

膨大な量のドキュメントに詳述されている助成金の提案は、「コウモリのコロナウイルス出現のリスクを理解する」と題されたプロジェクトのもので、何千ものコウモリのサンプルと、生きた動物を扱う人々を対象に、新規のコロナウイルスをスクリーニングするというものだった。

US$310万の助成金は、2014年から2019年までの5年間に渡って授与された。2019年に助成金が更新された後、2020年4月にトランプ政権によって停止された。

助成金は、コウモリコロナウイルスの研究のために、武漢ウイルス学研究所(Wuhan Institute of Virology)にUS$59万9,000を指示した。

提案書では、このような研究のリスクを認め、
「フィールドワークでは、頭上にコウモリの密度が高く、糞便の粉塵を吸い込む可能性がある洞窟での作業中に、SARSや他のCoVにさらされる最も高いリスクがある。」と述べている。

いよいよ核心に向かい始めている。

いいなと思ったら応援しよう!