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イギリスのエネルギー業界の監督機関Ofgemは、光熱費の価格上限引き下げ。
ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年02月28日に、イギリスのエネルギー業界の監督機関Ofgemは2023年02月27日に、電力・ガス料金の価格上限を引き下げると発表した。
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標準的な世帯の場合、現行の年間4,279ポンドから3,280ポンドとなる。対象期間は2023年04月01日~06月30日だが、2023年04月からエネルギー価格高騰に対する政府支援策が縮小するため、消費者の負担は逆に増えることが見込まれる。
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Ofgemは引き下げについて、エネルギーの購入・供給コストが大幅に下がったことを反映したものと説明した。
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卸売価格が引き続き低下すれば、夏には再び価格上限が下がり、請求額も大きく下がる可能性があると指摘する。
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ただ同時に、価格がエネルギー危機以前の水準に戻ることはないとの見方を示した。
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光熱費を巡っては、政府の支援策により、標準的な世帯の支払額は最大で年間£2,500となっているが、2023年04月にはこれが£3,000に引き上げられる。また、全世帯を対象とした一律400ポンドの光熱費補助も3月で終了する予定である。Ofgemは今回、「卸売価格は下がっているが、価格上限は政府が設定する光熱費の上限を下回っていないため、2023年04月に請求額が再び上昇することになる。」と述べている。
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なお、Ofgemは2023年05月26日に次回の価格上限の見直しを発表する。
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日本のような大雑把ではなく、きめ細やかだから、イギリス人は納得し、我慢している。
https://europe.nna.jp/news/show/2486806
https://www.ofgem.gov.uk/publications/ofgem-announces-latest-quarterly-price-cap-update
https://www.ofgem.gov.uk/information-consumers/energy-advice-households/check-if-energy-price-cap-affects-you
https://www.ofgem.gov.uk/publications/latest-energy-price-cap-announced-ofgem