南シナ海：なぜ北京はベトナムには控えめな姿勢をとりながら、フィリピンにはそうしないのか？

2024年9月4日 08:26

香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」のデジタル・エディターであるシア・ドリスコル(Shea Driscoll)は、アリッサ・チェン(Alyssa Chen)が2024年09月03日に公開した、マニラと米国の同盟関係は中国がより強硬な姿勢を取っている理由の一つかもしれないが、ハノイの島建設は依然として問題となる可能性があるという記事を紹介した。

南シナ海は、この地域のほぼすべての国が領有権を主張しているが、その波及効果は、激しい争いが繰り広げられている海路をはるかに超えて感じられる。3部構成のシリーズの第1回では、アリッサ・チェンが、フィリピンおよびベトナムとの海洋紛争に対する中国の対応の違いを検証する。

スプラトリー諸島(Spratly Islands)でのベトナムの急速な埋め立て拡大に対する中国の対応は、これまでのところ控えめで、フィリピンに対する北京のますます強硬な対応とは対照的だ。

ここ数カ月、南シナ海の係争礁周辺で中国とフィリピンの船舶が何度か衝突しているが、北京がベトナムの活動を阻止しようとした記録はない。

アナリストらは、異なるアプローチは、中国とベトナムの政治関係、ベトナムの控えめなアプローチ、フィリピンと米国の同盟など、いくつかの要因によるものだと述べた。

しかし、彼らは将来、北京がより強硬なアプローチを取る可能性を否定せず、この問題が依然として問題を引き起こす可能性があると述べた。

ワシントンに拠点を置く戦略国際問題研究所のアジア海洋透明性イニシアチブ(Asia Maritime Transparency Initiative at the Centre for Strategic and International Studies)が公開した衛星画像は、2021年以降、ベトナムが管理する島や岩礁の周囲で前例のないペースと規模で行われている埋め立て活動を示している。

ベトナムは、気に入らないと中国に攻撃を仕掛け、中国人を殺すこともある。
また、中国兵は実戦をしていないが、中国に勝った日本に、アメリカは勝った、その米国をベトナムは勝った国でもある。

つまり、理論的には、アジア最強の国はベトナムである。

どこにも戦争で勝ったことがない中国は、フィリピンのようにベトナムを攻撃できない。

日本が、ベトナムと組むと、理論的には中国に上下から攻撃を仕掛け、分断できる。

2014年05月18日---中国労働者をベトナムから撤退させる船5隻出航。

Alyssa Chen
https://www.scmp.com/author/alyssa-chen

FOLLOW
Alyssa joined the Post in 2023 as a reporter on China desk to cover diplomacy. Her interests lie in cross-strait relations and Sino-Japan relations. Previously, she was the Asia Correspondent for the

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？