この夏の記録的な猛暑は、気候変動がなければ起こらなかっただろう。
米国の科学誌「サイエンティフィック・アメリカン(Scientific American)」は2023年07月26日に、ステナビリティ担当副編集長(Associate Editor, Sustainability)のアンドレア・トンプソン(Andrea Thompson)は、気候変動が米国南西部、ヨーロッパ、中国の熱波をより暑く、より起こりやすくした。
ただし、暑い日は、突然たびたび起こっている。
アメリカの科学者は、研究予算確保で自分に有利な発表をするので、眉唾も多い。
これはアメリカのマスコミにも言える。
時々、情報をすり替える。
暑さが記録を更新することについて、ステファニー・パパスは壊れたレコードのように感じているが、それは温暖化した気候で起こることである。火曜日に発表されたある研究がそれを補強した。世界の一部を襲った3つの主要な熱波を調査した結果、ヨーロッパや北米で気温が致命的な高さまで上昇したものは、気候変動がなければ起こらなかったことがわかったと報告した。
今回の「猛暑(気候変動)特集」は、
01-増加する停電は皆を平等に襲わない
著：ジューン・キム(June Kim)
増加する停電はすべての人を平等に襲うわけではない
米国で最も脆弱な地域社会の一部は、特に停電が頻発し、長期化しやすい場所に住んでいる。
https://www.scientificamerican.com/article/increasing-power-outages-dont-hit-everyone-equally/
02-気候変動がもたらす暑さによるフライト遅延に対処する航空会社
E&Eニュース
気候変動に起因する暑さによるフライト遅延に対処する航空会社
気候変動に起因する熱波の長期化・猛烈化により、航空機の離陸が困難になる可能性がある。
03-暑い夜の気温が危険な理由
著：アンドレア・トンプソン(Andrea Thompson)
高温の夜間気温が危険な理由
熱波を危険なものにしているのは、日中の気温の急上昇だけではない。夜間の気温の高さが人体へのストレスを増大させる。
対策は、頻繁に炭酸水を飲むことです。炭酸水は血行を良くする。
ただし炭酸飲料は糖分が多すぎるので、炭酸水で糖分を緩和しないと糖尿病への直行便です。
糖分は良くないという人も多いが、適度な量は体力を維持できる。
だから、緊急時の点滴やスポーツドリンクには糖分が入っている。
スポーツもしないで、スポーツドリンクは当然糖分過多です。
https://www.scientificamerican.com/article/why-hot-overnight-temperatures-are-so-dangerous/
04危険な離岸流が海洋生物にスピードアップをもたらす
著：エマ・シー・ナス(Emma Shie Nuss)、オードリー・キャスパー(Audrey Casper)、クリスティン・M・ベイカー(Christine M. Baker)、メリッサ・モールトン(Melissa Moulton)、ウォルター・トーレス(Walter Torres)、The Conversation US
海洋生物にスピードアップをもたらす危険な離岸流
リップカレントはビーチで泳ぐ人々に危険をもたらすが、海では重要な生態学的役割も果たしている。
https://www.scientificamerican.com/article/dangerous-rip-currents-give-marine-life-a-speed-boost/
05地震に先立つ微妙な動きが災害予測に疑問を投げかける
著：ステファニー・パパス(Stephanie Pappas)
地震前の微妙な動きが災害予測に疑問を投げかける
研究者たちは、大地震の2時間前に発生する微妙なシグナルを発見し、地震予知が可能性に近づいていることを示唆した。
06廃棄された食品が大量の温室効果ガスに変わる仕組み
著：ディーパ・パドマナバン(Deepa Padmanaban)
食料廃棄がいかにして大量の温室効果ガスに変わるか
収穫から消費までのあらゆる段階で、食品ロスや廃棄がいかに地球を脅かしているかを紹介する。
07-都市の下水道は気候変動の激しい雨に対応できない
著：トーマス・フランク(Thomas Frank) E&E News
都市の下水道は気候変動の激しい雨に対応できない
連邦緊急事態管理庁がニューヨーク市の不十分な雨水排水システムを分析した結果、多くの都市部ではより激しい降雨に対応できないことが明らかになった。
東京は、故石原慎太郎元都知事時代に、地下に巨大なプールを作って、激しい雨に対応できるようにした。
お江戸は早くから、上水道、下水道が完備した歴史がある。
https://www.scientificamerican.com/article/city-sewers-cant-handle-climate-changes-intense-rains/
08-交通規制は自由への攻撃だと主張する新たな気候陰謀論
著：スコット・ウォルドマン(Scott Waldman) E&Eニュース
15分都市」と呼ばれるヨーロッパの都市における自動車交通量削減のコンセプトが、このアイデアに反対する極右勢力によって、個人の自由に対する共産主義的な締め付けであると誤って説明されている。