イギリス、対ロシア制裁拡大でプラチナなどの関税上げ。
ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年05月10日に、イギリス政府は2022年05月08日に、ロシアのウクライナ侵攻を受けた経済制裁措置として、ロシアと から輸入するプラチナ(platinum)などの関税を引き上げると発表した。
£17億相当の貿易品目を対象とした追加制裁の一環だという。
輸入業者が苦しむだけ?
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うち輸入に関する規制は£14億ポンド相当で、プラチナやパラジウム(palladium)、化学品などの輸入品に課される関税をそれぞれ35パーセントポイント引き上げる。
一方、輸出では化学品やプラスチック、ゴム、機械など£2億5,000万相当を超える製品の取引を禁止する計画。
これらの措置を導入するため、法制化を進めるという。
今回の制裁を含め、イギリスがウクライナ侵攻を受けて科す物品貿易への制裁は£40億相当を超える。これにより、金とエネルギーを除くロシアからの輸入品の96%以上と、同国への輸出品の60%以上に何らかの制裁が科されることになった。
制裁というより、自国への税収拡大だろう。
負担は、国民。
なお、イギリス政府は並行して、ウクライナに£13億の追加支援を行う計画。電子戦装置など3億ポンドの軍事支援のほか、経済・人道支援を3カ月以内に提供するとしている。