GoogleMapsに実装される「Immersive View」間近。

DigitalCreator

2023年10月15日 08:34

私がGoogleで最も成功していると感じるのは、すでにサーチ・エンジンではなくなっている。
最も成功していると感じるのは、GoogleMapsとGoogle Earthで、それとかなり改善されたGoogle翻訳である。

では、Googleの目玉であり、Appleも勝てないGoogleMapsに実装される「Immersive View」とは何か？

GoogleMapsにAI(Artificial Intelligence/人工知能)を活用したルート案内機能のことだとForbes JAPANが2023年10月14日に紹介した。

すでに噂のAIは、どんどん実装され始めている。

その最前線にGoogleMapsが躍り出る。

2023年05月に発表された没入型のルート案内の「Immersive View」はアムステルダム(Amsterdam)、ベルリン(Berlin)、ダブリン(Dublin)、フィレンツェ(Florence)、ラスベガス(Las Vegas)、ロンドン(London)、ロサンゼルス(Los Angeles)、ニューヨーク(New York)、マイアミ(Miami)、パリ(Paris)、シアトル(Seattle)、サンフランシスコ(San Francisco)、サンノゼ(San Jose)、東京(Tokyo)、ベニス(Venice)で間もなくリリースされる予定だという。

コンピュータビジョン(Computer Vision)とAIを用いて世界のデジタルモデルを作成する「Immersive View」の道案内では、自転車レーンや歩道もプレビューできる。また、大気汚染の状況や、時刻に応じた道路の混雑状況の変化も確認可能になっている。

Googleは、イギリスではTfL(Transport for London/ロンドン交通局)と協力し、より安全な道路や自転車専用道路でのサイクリングを優先する機能をGoogleMapsに追加した。

2022年07月、TfLはイノベーションサミット(innovation summit)を開催し、自転車を利用する人々にとっての重要な課題を把握し、その改善策を検討した。このサミット以来、GoogleはTfLのチームやその他の専門家と協力し、GoogleMapsの自転車ルートの改善を行ってきた。

「GoogleMapsがサイクリング用のナビゲーションシステムを強化することをうれしく思う。新たに更新されたアルゴリズムは、ロンドン市民が、より安全なサイクリングルートを選択することを支援する」とロンドンのWalking and Cyclingのコミッショナーのウィル・ノーマン(London’s Walking and Cycling Commissioner, Will Norman)は述べている。

「既存のデジタル旅行計画データでは、サイクリストは利用可能な最適なルートを常に確認できるわけではありませんでした」と彼は続けた。

「これらの更新されたアルゴリズムは、交通量の少ない道路であっても、市長が成長を続ける自転車道のネットワークの一部であっても、ロンドン市民がより安全な自転車ルートを選択するのに役立ち、すべての人にとってより環境に優しい、より良いロンドンを構築する中で、より多くの人が自転車で移動できるようになります。」

GoogleMapsの英国パートナーシップ責任者であるアジェイ・アローラ(Ajay Arora, UK Partnerships Lead at Google Maps)は、「より多くの人がサイクリングを楽にできるよう、GoogleMapsに最新のサイクリングルートが表示されるように地方自治体と協力してきました。」と述べた。

アジェイ・アローラはさらに、「TfLとの協力のおかげで、より安全で静かな道路でのサイクリングを優先することができ、これらのアップデートは世界中の都市で利用できるようになりました。」と付け加えた。