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丸紅、LIB再利用推進でイギリスのアルチリウムにUS$5000万出資

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2025年01月08日に、丸紅は2025年01月07日に、LIB(Lithium Ion Battery/リチウムイオン電池)のリサイクル事業を手がけるイギリスのアルチリウム(Altilium)への出資を発表した。EV(Electric Vehicle/電気自動車)の普及に伴い成長が見込まれるLIBのリサイクル事業推進に向けUS$5000万を投入する。

丸紅はアルチリウムと2023年07月に協業覚書を締結していた。
アルチリウムは2020年の設立。南西部プリマス(Plymouth, England)でLIBをリサイクルし、低炭素かつ持続可能な再生材硫酸塩などの電池材料を製造する小規模パイロットプラントを操業している。

丸紅は中長期計画として北東部ティーサイド(Teesside)に、EV15万台相当のLIB処理が可能な生産工場を建設し、大規模商業化を目指すとしている。またイギリス内において、LIBの回収から電池材料の製造までを一貫して行うEVクローズドループ・サプライチェーン(供給網)を構築する計画だ。

アルチリウムの最高経営責任者(CEO)カムラン・マフダビ(Kamran Mahdavi)

アルチリウムの最高経営責任者(CEO)カムラン・マフダビ(Kamran Mahdavi)は、丸紅からの出資について、「イギリスのバッテリー業界が真の循環型経済を確立するための重要なマイルストーンだ」とコメントした。

丸紅は電池リサイクル事業への投資を拡大させており、2023年02月には北米最大の廃電池リサイクル業者、サーバ(Cirba)・ソリューションズへのUS$5,000万の出資を発表していた。

https://europe.nna.jp/news/show/2746529
https://altilium.tech/2025/01/07/altilium-secures-strategic-investment-from-marubeni-corporation/

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