ドイツの製薬・化学大手バイエル、通期は4.2倍に増益。
ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年03月01日に、ドイツの製薬・化学大手バイエル(Der deutsche Pharma- und Chemieriese Bayer)は2023年02月28日、2022年12月期の純利益(非継続事業を含む)が€41億5,000万となり、前期から4.2倍に拡大したと発表した。
グリホサート系除草剤の価格高騰と堅調な需要が好業績につながった。
売上高(為替変動の影響除く)は8.7%増の€507億3,900万。うち農業化学のクロップサイエンス部門は全地域で前年を上回り、15.6%拡大した。ファーマシューティカルズ部門は1.1%増加。眼病治療薬「アイリーア(Eylea、一般名:アフリベルセプト)」や放射線事業などが好調だった。コンシューマーヘルス部門は8.4%伸びている。
グループのEBITDA(利払い・税引き・償却前利益、特別損益除く)は20.9%増え、€135億1,300万だった。
バイエルは今年について、売上高が€510億~520億と、実質2~3%伸びると予想。EBITDAは€125億~130億、為替変動の影響を除くコア1株当たり利益(EPS)は€7.20~7.40になると予測している。
https://www.bayer.com/de/investoren/integrierte-geschaeftsberichte
https://www.bayer.com/sites/default/files/2023-02/Bayer-Geschaeftsbericht-2022.pdf
https://www.bayer.com/sites/default/files/2023-02/Jahresabschluss-der-Bayer-AG-2022.pdf
https://www.bayer.com/sites/default/files/2023-02/Bayer-Nachhaltigkeitsbericht-2022.pdf