ロンドン郊外のガス田開発。イギリス政府試掘許可。
ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年06月10日に、イギリス政府は2022年06月07日に、石油探査会社のUKOG(UK Oil & Gas/UKオイル&ガス)が申請していたロンドン郊外ダンスフォールド(Dunsfold)でのガス田の試掘を許可すると発表した。
地元サリー州(Surrey, UK)の自治体は環境上の懸念から2回にわたり開発申請を却下してきたが、UKのレベリングアップ・住宅・コミュニティー省(UK Ministry of Levelling Up, Housing and Communities)がこれを覆す決定を下した。
ダンスフォールド近郊のロクスリー鉱区(Loxley Mining District near Dunsfold)では1980年代にガスの埋蔵が確認されたが、これまでは放置されてきた。
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UKOGは2020年に同鉱区の権益を取得したが、自治体の反対で開発計画は難航。ただ、ロシアのウクライナ侵攻でエネルギー自給の強化が叫ばれる中、政府が開発を後押しすることとなった。
スチュアート・アンドリュー・レベリングアップ・住宅・コミュニティー相(The Rt Hon Stuart Andrew, Leveringup, Minister of Housing and Communities)は今回の決定について「ガス田開発が地域の特性や景観に大きな打撃を与える」ことは認めたが、認可したのは3年間の評価プロジェクトだと強調した。
実施期間は短期で影響は限定的との見方を示している。
一方、UKOGの最高経営責任者(CEO)スティーブン・サンダーソン(Stephen Sanderson)は「(自治体の決定に対する)控訴は長期にわたり、多くの費用を費やした」としながらも、政府の決定を歓迎。政府が打ち出している国内でのガス開発は「戦略的にも経済的にも環境的にも理にかなっている」とし、地元住民とも協力していきたいと述べた。
UKOGによると、ロクスリー鉱区のガスの推定埋蔵量は最大430億立方フィート。試掘により埋蔵量を確定できる見通しで、来年にも開発の実現可能性を判断したい考えだだと言う。
イギリスは、エネルギー問題なら、なんでも許可をすると言うことで、UKOGにしたらチャンス到来ということだろう。
しかし、東京の地下に、ガスや石油があった場合、試掘を許可するだろうか?
ダンスフォールド近郊のロクスリー鉱区(Loxley Mining District near Dunsfold)の緯度、経度。
51°07'24.4"N 0°32'55.3"W
または、
51.123439, -0.548683