水と太陽光で、使い捨てレジ袋が溶解した化合物に変わることを発見。

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米国のNSF(National Science Foundation/全米科学財団/国立科学財団)は2021年10月21日に、NSFの支援を受けた研究者らは、水中で太陽光を浴びることにより、レジ袋に含まれる成分がどのように分解されるかを研究した。

意外とWaterは、すごかった。

しかし、水に溶けたさまざまな炭素系有機添加剤や鉱物系添加剤をどう回収するのか?

https://time-az.com/main/detail/75453

この研究成果は、Environmental Science & Technology誌に掲載された。

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プラスチック汚染が環境中に入り込むと、その運命は、特に水生生態系ではまだほとんど分かっていない。

ポリエチレン製の買い物袋など、プラスチック製品の中には水に浮くものがあり、太陽光を直接浴びることになる。

研究者たちは、これらの製品によく使われている純粋なポリマーが、太陽光の一部である紫外線にさらされると、水溶性の分子やガスを生成することを明らかにしている。

しかし、消費財に使われているプラスチックは純粋なものではなく、色をつけたり、安定性を高めたりするために、さまざまな炭素系有機添加剤や鉱物系添加剤が混ぜられている。

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ウッズホール海洋研究所のコーリン・ワードら(Collin Ward of the Woods Hole Oceanographic Institution and colleagues)は、使い捨てのショッピングバッグの組成が、短期間に太陽光によって生成される溶存化合物にどのような影響を与えるかを調べたいと考えた。

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レジ袋に使用されているポリマーや添加物が分解されて微細な分子になり、それが水環境に放出されるとどうなるかを調べた。

その結果、添加剤を使用することで、固形のレジ袋が分解して溶存化合物になるまでの時間が、数カ月ではなく数日になることがわかった。

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一時期は、永久に解けないなどという誤報もあった。

研究者たちは、小売業者から入手したレジ袋を水の入った容器に入れ、暗所に置いたり、擬似的に日光に当てたりした。

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日光に当てたサンプルは、指数関数的に多くの化合物を放出し、製造時に使用された添加剤によって異なる水溶性の微細な物質に分解されたと報告している。

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