バイデンの支持率は第2次世界大戦後の大統領の中で2番目に低い。
米国の世論調査会社ギャラップ(Gallup)のジェフリー・M・ジョーンズ(Jeffrey M. Jones)は2025年01月17日に、ジョー・バイデン(Joe Biden)は大統領としての4年間で平均42.2%の支持を得たが、これはギャラップの世論調査史上2番目に低い数字だ。バイデンの支持は極端な政党間の違いが特徴で、これは大統領にますます当てはまることだ。2025年01月02日から15日までのギャラップの最新世論調査によると、バイデンの最終的な支持率は40%で、これは最近の大統領の最終的な支持率の中では中程度にランクされている。
バイデンの平均支持率はトランプよりわずかに高い(Average Job Approval for Biden Only Better Than Trump’s)
バイデンの任期中の平均支持率は、過去最低の記録を持つ前任者のドナルド・トランプよりわずか1%高い。過去2人の大統領より前では、ジミー・カーター(Jimmy Carter)とハリー・トルーマン(Harry Truman)が大統領在任中の平均支持率が最も低かった。
合計で、支持率が平均50%以上だった大統領は6人いるが、過去4人のバイデン(Biden)、トランプ(Trump)、バラク・オバマ(Barack Obama)、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)を含む8人がその水準を下回っている。
ジョン・ケネディ()は、その短い大統領在任期間中に70.1%という最高の平均支持率を獲得し、ドワイト・アイゼンハワー(Dwight Eisenhower)とジョージ・H・W・ブッシュ(George H.W. Bush)も在任期間中に60%以上を獲得しました。
*印は、私の追記
*つまり、バイデンの支持率は最低のたった一歩手前。最低は、今回大統領になるトランプであった。
*カマラ・ハリス(Kamala Harris)は、最低のたった一歩手前の副大統領で、最低の大統領に負けた。
*インドの恥である。今後、どうそれを修正できるかである
*カマラ・ハリスは、国境視察に派手なネックレスをして行った。
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バイデンの最終月間支持率は40%(Final Monthly Approval Rating of 40% for Biden)
バイデンは大統領就任後6か月間、50%を超える堅調な支持率を誇っていたが、就任1年目の半ば頃に国民の支持率が低下してからは、回復することはなかった。
https://news.gallup.com/poll/351521/job-approval-biden-steady-congress-down.aspx
バイデンの支持率が50%台半ばから50%に初めて低下したのは、2021年07月、COVID-19感染者の増加が続いたときだった。
https://news.gallup.com/poll/352733/biden-approval-drops-lowest-date.aspx
その後、米軍がアフガニスタンから混乱して撤退した直後に行われた2021年9月の世論調査では、バイデンの支持率は43%に低下した。
https://news.gallup.com/poll/354872/biden-approval-rating-hits-new-low-harris.aspx
インフレの上昇、メキシコからの不法入国者の記録的な増加、ウクライナと中東における国際的な課題により、バイデン氏の支持率はその後も40%台前半から30%台後半に留まった。
https://news.gallup.com/poll/329384/presidential-approval-ratings-joe-biden.aspx
バイデンの支持率が最も低かったのは、2024年07月の36%だった。この調査は、2024年大統領候補討論会でのパフォーマンスが振るわなかった後に実施され、民主党指導者から撤退を求める圧力が高まる中、バイデン氏が選挙戦から撤退すると発表する前にほぼ完了した。
https://news.gallup.com/poll/647633/biden-approval-rating-hit-new-low-exit-race.aspx
2024年01月02日～15日の世論調査に基づくギャラップのバイデン大統領の最終月次支持率は40%。
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バイデンの就任1年目の平均支持率は48.9%だった。2年目(41.0%)、3年目(39.8%)、4年目(39.1%)の評価は概ね同程度だった。
バイデンの任期全体の平均は最も低いものの、ホワイトハウスを去る前のギャラップの最終調査では、他の5人の大統領の支持率はこれより低かった。これらには以下が含まれます。
ウォーターゲート事件で辞任する数日前に行われた世論調査で支持率が24%だったリチャード・ニクソン(Richard Nixon)
厳しい経済状況、国際情勢、またはその両方の最中に退任したトルーマン(Truman)、カーター(Carter)、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)
2021年01月06日の国会議事堂襲撃後、およびCOVID-19感染者急増中に退任したトランプ
https://news.gallup.com/poll/328637/last-trump-job-approval-average-record-low.aspx
他の大統領の最終的な支持率は、リンドン・ジョンソン(Lyndon Johnson)が49%だったことを除き、すべて50%を超えています。ビル・クリントン(Bill Clinton/66%)とロナルド・レーガン(Ronald Reagan /63%)は、ギャラップの最終的な業績評価で60%を超えた唯一の2人です。
*印は、私の追記
*私は、ロナルド・レーガン大統領在任中に、アメリカ人の友人に「ロナルド・レーガン大統領はどんな人だ？」と聞いたら、「西部劇で拳銃をぶっ放すバカである。」と答えた。
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一部の大統領、特にニクソン、レーガン、オバマの場合、アメリカ人が歴史的にどう見られるかを考えるかどうかは、任期平均の評価よりも、最後の職務に対する支持率と一致する。これは、当初は低かったバイデン大統領の任期に対する回顧的評価が、将来的には改善し、他の大統領の評価を上回る可能性があることを示唆している。
*印は、私の追記
*ロナルド・レーガンが良い例である。
https://news.gallup.com/poll/508625/retrospective-approval-jfk-rises-trump.aspx
https://news.gallup.com/poll/654878/americans-think-history-rate-biden-presidency-negatively.aspx
バイデンの評価における政党間の分極化は、トランプ大統領の評価と似ている(Party Polarization in Biden Ratings Similar to That for Trump)
最近の大統領の職務に対する支持率は、大統領と反対の政党に属する人々の間で特に低い評価のため抑制されている。バイデンは任期中、共和党支持者からわずか6％の支持率しか得られなかったが、無党派層では39％、民主党支持者では85％だった。
バイデンに対する民主党支持者の支持率は、これまでの大統領が党支持者から得てきた支持率とほぼ同じだが、無党派層、特に共和党支持者からの評価は歴史的に低い。
実際、バイデンの共和党支持者からの支持率は、野党支持者から得た平均支持率としては1ポイント低く、民主党支持者からのトランプ氏の支持率7％を下回っている。バイデンの無党派層からの平均支持率は、トランプの最低支持率37％より2ポイント高い。
トランプは、任期中、共和党支持者からの支持率が民主党支持者からの支持率よりわずかに高く、その結果、トランプは支持率の平均党派間格差が最大となり、バイデンは79ポイントだったのに対し、トランプ氏は81ポイントとなった。70ポイントを超える党派間格差があった大統領は他にいない。
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大統領の支持率における党派間の差は、時とともに劇的に拡大した。アイゼンハワーからカーターまでの大統領の支持率は27～41ポイントだったが、レーガン大統領とその後継者(党派心が薄かったジョージ・H・W・ブッシュを除く)の支持率は50ポイント以上だった。
ここ数十年で支持率の党派間の差が大きくなっているのは、主に野党からの支持が減ったためだ。
以前の大統領は野党支持者から30～40ポイントの支持率を得るのが普通だったが、クリントンとジョージ・W・ブッシュは20ポイント、オバマは10ポイント、トランプとバイデンは10ポイントにまで落ち込んだ。
過去9年間(バイデン政権の4年間、トランプ政権第1期の4年間、オバマ大統領の最後の任期を含む)は、大統領の支持率が最も政治的に分極化した11年間のうちの1つに数えられる。他にはオバマ大統領とジョージ・W・ブッシュ大統領が再選を目指した4年目だけだった。
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結論
バイデンの不人気により、昨年夏に再選を諦めなければ、米国民から大統領職を追われるリスクが高まった。有権者に拒否された過去の1期大統領の中には、経済難(特にインフレ)や国際紛争という点でバイデンと似た問題を抱え、政権が対応に苦慮した者もいた。第46代大統領の職務遂行に対する米国民の評価では、これらの問題が、インフラや気候変動政策への歴史的な投資、概ね堅調なGDP成長、低い失業率、株価の過去最高値など、バイデンの大統領在任中に達成された立法上の成果を明らかに上回った。
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バイデン大統領の支持率を調べ、ギャラップ大統領職務承認センターで過去の大統領の支持率と比較してください。
https://news.gallup.com/interactives/507569/presidential-job-approval-center.aspx
ギャラップ世論調査ソーシャル シリーズの仕組みについて詳しくご覧ください。
https://www.gallup.com/201200/gallup-poll-social-series-work.aspx
質問の回答と傾向をすべて表示します (PDF をダウンロード)。
https://news.gallup.com/file/poll/655334/250117バイデン決勝.pdf
https://news.gallup.com/poll/655298/biden-job-approval-second-lowest-among-post-wwii-presidents.aspx
付録：これらは、私が翻訳して、ここで全て公開している。
GALLUP BLOG DEC 29, 2024Jimmy Carter RetrospectiveJimmy Carter averaged 45.5% job approval as president, essentially tied with Harry Truman as the second-lowest among post-World War II presidents.https://news.gallup.com/opinion/gallup/235277/jimmy-carter-retrospective.aspx
POLITICSJAN 14, 2025
Americans See Little Progress in Key Areas Under Biden
Americans rate the progress the U.S. has made during Biden's presidency as mostly negative across 18 economic, national and international areas.
https://news.gallup.com/opinion/gallup/235277/jimmy-carter-retrospective.aspx
POLITICSNOV 25, 2024
Republicans Optimistic, Democrats Afraid After Election
Republicans say they are optimistic, relieved and excited about Donald Trump's reelection, while Democrats say they are afraid, angry and devastated.
https://news.gallup.com/poll/653714/republicans-optimistic-democrats-afraid-election.aspx
POLITICSJAN 16, 2025
GOP Holds Edge in Party Affiliation for Third Straight Year
Americans' political party preferences remain closely divided, with Republicans having a slight edge in party ID and leaning for the third consecutive year.
https://news.gallup.com/poll/653714/republicans-optimistic-democrats-afraid-election.aspx