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イギリス首相最終候補2人、減税巡りテレビ討論。元経済相有利。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年08月08日に、イギリスのボリス・ジョンソン首相(Prime Minister Boris Johnson)の後任を決める与党・保守党トーリー党(Tory)党首選の最終候補2人が2022年08月04日に、スカイニュース(Sky News)主催によるテレビ討論を行った。イギリス中銀イングランド銀行(Bank of England)がこの日2022年08月04日に、年内のリセッション(景気後退)入りを予測したことについて、リズ・トラス外務大臣(Foreign Secretary Liz Truss)は景気後退の回避は可能とし、大型減税を実施する方針をあらためて強調。これに対しリシ・スナック元首相(former Chancellor Rishi Sunak)で前財務相は、財源のない減税はインフレの火に油を注ぐと反論した。

https://time-az.com/main/detail/77453

イギリス中銀はこの日、政策金利を過去14年弱で最高の1.75%に引き上げるとともに、インフレ率が年内に13%超に達するとの見通しを発表した。国内経済は第4四半期(10~12月)にリセッション入りするとの見方を示した。

トラスは、こうした予想について「懸念すべきことだが、避けられないわけではない。」とコメントし、かねて公約として打ち出している大型減税を直ちに実施し、家計を支援することにより、経済を立て直して成長を促す方針を示した。
トラスは、スナクが主張する現状の課税水準は、リセッションを招くと主張。
借り入れ拡大により次世代の負担が増えると懸念する観客には、「財政均衡を急ぎ過ぎるのは反生産的」と答えた。

一方、çは、国内経済の行く手には赤信号がともっており、その元凶は課税ではなくインフレと指摘。トラスの減税策はインフレの火に油を注ぎ、金利のさらなる上昇を招くとし、物価の抑制をまず優先した上で減税に着手する方針をあらためて示した。

この日の討論は、各候補がそれぞれ観客からの質問に答えた後、司会者のインタビューを受ける形で行われた。各種世論調査によると、決選投票で投票権を握る一般の保守党員の間ではかねて、トラスへの支持率がスナクを上回っているが、この日の観客の保守党員は、討論会直後にどちらの候補者を支持するかを挙手で問われたところ、大半がスナクに手を挙げた。

トラスの作戦は、見透かされていた。
それへの対応だけで、スナクの勝利になった。

財政だけでは、スナクの勝利になることだろう。

スナクは外交未経験であり、次はトラスの得意の外交分野で盛り返すべきである。

これがしたたかなトラスの作戦なら、今後が楽しみである。

トラスは次で、アナウンサーへトラスのシンボル、ショッキング・レッドを着ないように要求すべきだろう。

かぶって、効果が台無しになる。

スカイニュース(Sky News)は、スナクより???

ファッションによる選挙違反である。

2022-08-01---スナックは、所得税減税を公約。勝負は減税!
2022-07-20---イギリス与党トーリー党党首決戦候補に、スナクとトラスが選ばれた。
2022-07-07---王女まで裏切ったイギリスのボリス・ジョンソン首相、辞任に同意。

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