
ニールセンの最新データで、米国の動画ストリーミングは「飽和状態」と判明。

Forbes JAPANは2022年04月07日に、ニールセンが2022年04月06日に開示したレポートによると、米国人が動画コンテンツのストリーミングに費やした時間は、2021年02月から2022年02月にかけて18%急増したが、多くの視聴者は選択肢が多すぎると感じている模様だと報告した。
https://time-az.com/main/detail/76600
早速、ニールセン(nielsen)から送られてくる情報を見てみると、
Media 04-06-2022
State of Play
Our first State of Play report looks at the explosion of streaming choice and how consumers are gravitating to it—and feeling overwhelmed by the number of new services.
が見つかり、「State of Play」のレポートがPDFで公開されていた。
多くの動画ストリーミング・コンテンツ・サービス会社が、コンテンツの充実に走り、肝心のコンテンツを求めている人に提供するサービス内容が貧弱であった。
つまり、今ではほとんど常識になった過去の個人志向データの利用が、多くの動画ストリーミング・コンテンツ・サービス会社はお粗末にも、活用ができていなかった。
米国人が2022年02月、動画ストリーミングに費やした時間の合計は、週平均1694億分で、前年同月の1432億分から大幅に増加した。
ニールセン傘下のGracenote(グレースノート)によると、米国のストリーミングとテレビで視聴可能な番組のタイトル数は、2019年12月時点で64万6000本だったが、2022年02月には81万7000本以上に増えていた。
さらに、回答者の72%が動画ストリーミングを気に入っていると回答したものの、64%がストリーミングサービスのバンドルがあればいいと回答し、46%が「サービスが多すぎて見たいコンテンツを探すのが大変だ。」と回答した。

サービス会社の対応の仕方が古すぎた。
また、複数のサービスに加入する人も増えている。今年のデータで有料サービスの利用者の24%が2つのサービスに加入しており、3つが23%、4つが18%、5つが10%、6つ以上が7%だった。
1つのみは18%だった。
この数字は、サービスの選択肢が少なかった2019年では、1つのみが35%で、2つが33%だった。
ニールセンによると、テレビは依然として最もエンゲージメントが高いデバイスで、米国の成人は1日あたり平均4時間49分をテレビ放送の視聴に費やしており、その時間は、コネクテッド・デバイスに配信される番組の2倍以上となっている。
特に、2021年はスポーツのテレビ中継が復活したことで、1月〜9月に最も視聴された放送番組の98%をスポーツが占めていた。
ここ数年で、ストリーミングサービスの数は爆発的に増加した。2019年11月にはDisney+とAppleTV+が始動し、翌年にはHBO MaxとPeacockが全国展開を開始した。さらに、昨年はDiscovery+とParamount+が始まり、先週はCNN+が追加された。
競争は激化しているが、最も人気のサービスは今でもネットフリックス(Netflix)で、2021年時点で全世界で2億2180万人のユーザーを抱えていた。
しかし、そのネットフリックスの株価が、2022年03月15日に急落してる。
ネットフリックスがこれでは、スタートアップに抜かれる可能性が高い。
2022-03-15---Netflix株。急落中!パンデミックで上昇した分を全て喪失。