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フロリダにあるドナルド・トランプの自宅をFBIが捜索と、共和党の突飛な弁明。

米国のCNNは2022年08月14日に、フロリダにあるドナルド・トランプの自宅をFBIが捜索したことに対し、前大統領に同調する共和党は、突飛な弁明を次々とサンプリングしていると報告した。

まず、FBIが証拠を仕込んだという根拠のない指摘があった。

そして、悪意ある動機を持つ不正な捜査官に関する陰謀。

中には、政府内で働く犯罪者を摘発するという(存在しない)計画をトランプが実行するのを阻止するための努力の一環であるという考えさえ浮かんでいると伝えてい
る。

これらはすべて根拠がなく、連邦判事が捜索令状を許可する前に、犯罪が行われた相当な理由があることに同意しなければならなかったという事実を無視している。そのため、ここ数日、一部の共和党員は、問題の文書の内容を知らないのに、新たな弁明に転じている。

米国の政治家も、結構知識が浅い。

https://time-az.com/main/detail/77495

FBIが、元大統領の自宅を無闇に、家宅捜査はしないだろうと考えるべきである。

連邦判事が捜索令状を許可する前に、犯罪が行われた相当な理由があることに同意しなければならなかったという事実を無視している政治家がいたと言うことである。

そちらの方が、問題である。

トランプはマール・ア・ラゴ(Mar-a-Lago)に持ち込んだ資料の機密扱いを解除したのである。

念のため。FBI捜査官は先週月曜日、マー・ア・ラゴから11セットの機密文書を持ち出したが、そのうちのいくつかは「最高機密/SCI」(最高レベルの分類)と記されていた。

トランプの最新の弁明は、「もし彼が機密扱いを解除したのなら、彼が機密文書を所持していることはありえない。
第1に、すべて機密解除された。その2、彼らは何も『押収』する必要はなかった。」と、前大統領は自身のソーシャルメディアに投稿した。

その主張の問題点は、文書の分類が法的には無関係である可能性があることだ。

マー・ア・ラゴの捜索令状には、司法省が捜査の一環として調べている3つの連邦犯罪(The search warrant for Mar-a-Lago identifies three federal crimes)、すなわちスパイ活動法違反(violations of the Espionage Act)、司法妨害(obstruction of justice)、政府記録の犯罪的取り扱い(criminal handling of government records)が明記されている。

CNNが報じているように、どれも情報が非分類とみなされたかどうかだけに懸かっているわけではない。

マイク・ターナー議員(GOP Rep. Mike Turner)のような他の議員も同様の主張をしているが、下院情報委員会の共和党幹部(Republican on the House Intelligence Committee)が日曜日の「ステート・オブ・ザ・ユニオン(State of the Union)」でCNNのブリアナ・ケイラー(Brianna Keilar)に語ったように、文書が「2年前のもの」であることを特に強調している。

CNNのシニア司法特派員エヴァン・ペレス(CNN Senior Justice Correspondent Evan Perez)が語ったように、これも関係ないように聞こえるとしたら、そうかもしれないと、言うことだ。

時間とともに古くなる情報もあGAが、情報収集に使われた情報源と方法は、文書を機密扱いにするための主要な懸念事項である。

米国政府機関は一般的に、最も機密性の高い情報を10年から25年の期間、機密扱いにしているが、情報の機密性に基づいて、より短い期間の機密扱いを指定することもある。

しかし実際には、25年後でさえ、政府機関は日常的に文書の分類を延長している。そして、典型的な国防に関連する情報のカテゴリー全体が、何十年にもわたって機密扱いにされる。

それは、国防に関係ない資料にもしばしば適用される。

例えば、ケネディ暗殺に関連する膨大な量の文書が、機密解除されていない。

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